*特に指定がない限り正誤(〇✕)問題
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先物取引の概要①
日経225先物取引及びTOPIX先物取引については、一時中断措置(サーキット・ブレーカー制度)が採用されている。
解答・解説
⭕️ 先物価格が取引所の定める変動幅に達した場合に実施されます。
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先物取引の概要②
次の先物取引に関する文章について,( )に当てはまる語句の組合せとして正しいものはどれか。
先物取引の価格変動リスクの移転機能は,市場取引を通じて、相互に逆方向のリスクを持つ( ① )の間でリスクを移転し合ったり,( ① )から( ② )にリスクを転嫁することにより実現される。先物市場は,( ① )に対してはリスク回避手段を,( ② )に対しては投機利益獲得の機会を,( ③ )に対しては裁定利益獲得の機会を提供する。
① ② ③ ⑴ スペキュレーター ヘッジャー アービトラージャー ⑵ スペキュレーター アービトラージャー ヘッジャー ⑶ ヘッジャー スペキュレーター アービトラージャー ⑷ ヘッジャー アービトラージャー スペキュレーター ⑸ アービトラージャー スペキュレーター ヘッジャー 解答・解説
⑶ 各取引参加者は以下の通りです。
- ヘッジャー
現物の価格変動リスクを回避するために,先物取引を行う人 - スペキュレーター
リスク覚悟で先物の売買を行い高収益を狙う人 - アービトラージャー
現物と先物の価格の乖離を利用し,それぞれ決済して利益を得ようとする人
- ヘッジャー
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債券先物取引①
中期国債先物取引の標準物の利率は、年6%である。
解答・解説
❌ 年3%です。なお,長期国債先物,超長期国債先物の利率は,年6%です。
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債券先物取引②
長期国債先物取引の限月は、3月、6月、9月及び12月であり、常時3限月が取引されている。
解答・解説
⭕️ 中期国債先物,超長期国債先物についても同様です。
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債券先物取引③
債券先物取引を行う場合の注文方法は、指値注文のみである。
解答・解説
❌ 指値注文及び成行注文が可能です。
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債券先物取引④
中期国債先物取引の取引単位は、額面1万円である。
解答・解説
❌ 額面1億円です。なお,長期国債先物,超長期国債先物についても同様です。
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債券先物取引⑤
長期国債先物取引の制限値幅の最大値幅は、前取引日の清算値段から上下3円とされている。
解答・解説
⭕️ 中期国債先物取引についても同様です。なお,超長期国債先物取引の最大値幅は上下9円です。
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債券先物取引⑥
次の債券先物取引に関する文章について,( )に当てはまる語句の組合せとして正しいものはどれか。
( ① )とは,利率と償還期限を常に一定とする架空の債券である。我が国の債券先物取引は,すべて( ① )を対象商品としている。そして,期間満了の場合の受渡決済では,適格となる銘柄を複数定める( ② )方式を採用している。債券先物取引は,期限日までに反対売買をして( ③ )することもできるし,期間満了時に( ④ )することもできる。
① ② ③ ④ ⑴ 受渡適格銘柄 コンバージョン・ファクター 差金決済 現物決済 ⑵ 受渡適格銘柄 リオープン 現物決済 差金決済 ⑶ 標準物 受渡適格銘柄 差金決済 現物決済 ⑷ 標準物 リオープン 現物決済 差金決済 ⑸ 標準物 バスケット 差金決済 現物決済 解答・解説
⑸ 債券先物取引の概要を説明したものです。
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債券先物取引⑦
長期国債先物を額面金額10億円(清算値段103円)買建て,証拠金所要額は,1,000万円と計算されたものとし,全額代用有価証券で差し入れたとする。ここで,長期国債先物の清算値段が100円に下落し,かつ,代用有価証券につき,100万円の評価損が発生した場合に必要とされる対応として正しいものはどれか。ただし,証拠金所要額は,1,000万円で変わらないものとする。
⑴ 証拠金を追加的に差し入れる必要はない。
⑵ 代用有価証券の評価損については、現金を差し入れる必要があるが、建玉の評価損については、有価証券を差し入れても構わない。
⑶ 建玉の評価損については、現金を差し入れる必要があるが、代用有価証券の評価損については、有価証券を差し入れても構わない。
⑷ 建玉の評価損、及び代用有価証券の評価損については、すべて現金を差し入れる必要がある。
⑸ 建玉の評価損、及び代用有価証券の評価損については、すべて有価証券を差し入れても構わない。
解答・解説
⑶ 建玉の評価損については,不足額を必ず現金で差し入れなければなりません。
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債券先物取引⑧
次の文章のうち,長期国債先物取引に関する記述として正しい記述に該当する物をイ〜ニから選んでいる選択肢はどれか。
- 呼値の単位は,額面100円当たりにつき1銭である。
- 標準物は,年利率3%,償還期限5年である。
- 取引最終日は,受渡決済期日の7営業日前の日とされている。
- 新限月の取引開始日は,直近限月の取引最終日の翌営業日である。
⑴ イ及びロ
⑵ イ及びハ
⑶ イ及びニ
⑷ ロ及びニ
⑸ ハ及びニ
解答・解説
⑶
- 呼値の単位は,額面100円当たりにつき1銭である。
正しいです。 - 標準物は,年利率3%,償還期限5年である。
年利率6%,償還期限10年です。 - 取引最終日は,受渡決済期日の7営業日前の日とされている。
5営業日前の日です。*2015年12限月から - 新限月の取引開始日は,直近限月の取引最終日の翌営業日である。
正しいです。
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指数先物取引①
TOPIX先物取引の売買は、板寄せ方式により行われている。
解答・解説
❌ 個別競争売買(ザラ場方式)により行われています。
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指数先物取引②
TOPIX先物取引の取引最終日は、各限月の第2金曜日の前営業日である。
解答・解説
⭕️ 日経225先物,東証REIT指数先物など,他の主な指数先物取引も同様です。
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指数先物取引③
日経225先物取引における未決済建玉の最終決済は、取引最終日の翌営業日に行うこととされている。
解答・解説
❌ 取引最終日から起算して3営業日目の日に行うとされています。
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指数先物取引④
TOPIX先物取引の新限月の取引開始日は、直近限月の取引最終日の翌営業日である。
解答・解説
⭕️ 日経225先物など,他の主要な指数先物取引についても同様です。
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指数先物取引⑤
ミニTOPIX先物取引、日経225mini取引の新限月の取引は開始日は、直近の限月の取引最終日の前営業日である。
解答・解説
❌ 直近の限月の取引最終日の翌営業日です。
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指数先物取引⑥
TOPIX先物取引の取引単位は、TOPIXの指数値に1,000を乗じて得た額である。
解答・解説
❌ TOPIXの指数値に10,000を乗じて得た額である。
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指数先物取引⑦
日経225先物取引の取引単位は、日経225の指数値に1,000を乗じて得た額である。
解答・解説
⭕️ なお,日経225miniは,指数値に100を乗じて得た額です。
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指数先物取引⑧
TOPIX先物取引の呼値の単位は、0.5ポイントである。
解答・解説
⭕️ なお,ミニTOPIX先物取引の呼値の単位は,0.25ポイントです。
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指数先物取引⑨
日経225先物取引の呼値の単位は、100円である。
解答・解説
❌ 呼値単位は,10円です。
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指数先物取引⑩
日経225mini取引の呼値の単位は、5円です。
解答・解説
⭕️ 日経225先物の呼値単位10円の半分になります。
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指数先物取引⑪
日経225先物取引には、制限値幅が設定されている。
解答・解説
⭕️ 所定の制限値幅算定基準値に一定の比率を乗じて得た値幅が設定されています。(サーキットブレイカー制度あり)
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指数先物取引⑫
TOPIX限月間スプレッド取引の取引単位は、直近の限月取引の1単位の売付け又は買付けと期先の限月取引の1単位の買付けまたは売付けとされている。
解答・解説
⭕️ 限月間スプレッド取引とは,裁定取引の一種であり,同一の商品で限月の異なる商品の価格差を取引する取引のことです。
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指数先物取引⑬
次の文章のうち,日経225限月間スプレッド取引に関する記述として正しい記述に該当する物をイ〜ニから選んでいる選択肢はどれか。
- 限月間スプレッドの数は,直近の限月取引と期先の4限月取引との間の4種類である。
- 取引単位は,直近の限月取引の1単位の売付け又は買付けと期先の限月取引の1単位の買付け又は売付けである。
- 注文方法は,指値注文のみである。
- スプレッド売呼値とは,直近の限月取引の売付けと期先の限月取引の買付けに係る呼値をいう。
⑴ イ及びロ
⑵ イ及びハ
⑶ ロ及びハ
⑷ ロ及びニ
⑸ ハ及びニ
解答・解説
⑴
- 限月間スプレッドの数は,直近の限月取引と期先の4限月取引との間の4種類である。
正しいです。 - 取引単位は,直近の限月取引の1単位の売付け又は買付けと期先の限月取引の1単位の買付け又は売付けである。
正しいです。 - 注文方法は,指値注文のみである。
成行注文も可です。 - スプレッド売呼値とは,直近の限月取引の売付けと期先の限月取引の買付けに係る呼値をいう。
直近の買付けと期先の売付けに係る呼値です。
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