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証券外務員 練習問題 〜特定店頭デリバティブ取引〜

*特に指定がない限り正誤(〇✕)問題

  1. 特定店頭デリバティブ取引①

    第一種金融商品取引業者は、市場デリバティブ取引を取り扱うことができるが、店頭デリバティブ取引を取り扱うことはできない。

    解答・解説

     

    ❌ ともに取り扱うことができます。

     

  2. 特定店頭デリバティブ取引②

    第二種金融商品取引業者は、市場デリバティブ取引を取り扱うことができるが、店頭デリバティブ取引を取り扱うことはできない。

    解答・解説

     

    ⭕️ 有価証券に属しない市場デリバティブは取引は扱えますが,店頭デリバティブ取引は扱えません。

     

  3. 特定店頭デリバティブ取引③

    店頭デリバティブ取引は、特定投資家のみ取引できる。

    解答・解説

     

    ❌ 一般投資家も取引できます。

     

  4. 特定店頭デリバティブ取引④

    店頭デリバティブ取引においては、カウンターパーティ・リスクを考慮する必要はほとんどない。

    解答・解説

     

    ❌ 市場デリバティブ取引においては,証拠金制度があるため,カウンターパーティ・リスクの考慮はほどんど不要ですが,店頭デリバティブ取引においては考慮が必要です。

     

  5. 特定店頭デリバティブ取引⑤

    デリバティブの参照金利は、円やドルのLIBORやスワップレートがほとんどである。

    解答・解説

     

    ⭕️ 短期金利の場合,LIBORやTIBOR,長期金利の場合、スワップレートが用いられます。

     

  6. 特定店頭デリバティブ取引⑥

    外国為替証拠金取引は、日本証券業協会の自主規制の対象外である。

    解答・解説

     

    ⭕️ いわゆるプロ同士の取引であり,自主規制の対象外となります。

     

  7. 特定店頭デリバティブ取引⑦

    店頭金融先物取引については、日本証券業協会の自主規制の対象となる。

    解答・解説

     

    ❌ いわゆるプロ同士の取引であり,自主規制対象外となります。

     

  8. 特定店頭デリバティブ取引⑧

    適格機関投資家を相手方とする店頭デリバティブ取引(有価証券関連デリバティブ取引を除く)は、日本証券業協会の自主規制の対象外となる。

    解答・解説

     

    ⭕️ プロ同士の取引であるため,自主規制対象外です。

     

  9. 特定店頭デリバティブ取引⑨

    金利スワップでは、同一通貨の固定金利同士を交換する取引は存在しない。

    解答・解説

     

    ⭕️ 同一通貨では,固定金利と変動金利,または異種の変動金利同士を交換するものが存在します。

     

  10. 特定店頭デリバティブ取引⑩

    スワップションとは、将来のスワップを行う権利を売買する取引である。

    解答・解説

     

    ⭕️ レシーバーズ・スワップションやペイヤーズ・スワップションがあります。

     

  11. 特定店頭デリバティブ取引⑪

    金利スワップにスワップションを組み合わせると、中途でキャンセル可能な金利スワップとすることができる。

    解答・解説

     

    ⭕️ スワップション満期時点におけるキャンセルが可能になります。

     

  12. 特定店頭デリバティブ取引⑫

    クーポンスワップは、元本及び金利を交換する通貨スワップである。

    解答・解説

     

    ❌ 元本交換のない通貨スワップです。

     

  13. 特定店頭デリバティブ取引⑬

    キャップとは、変動金利を対象としたコール・オプションである。

    解答・解説

     

    ⭕️ 金利上昇のリスクヘッジが可能となります。

     

  14. 特定店頭デリバティブ取引⑭

    将来の市場金利低下によるリスクをヘッジしたい場合には、金利デリバティブ取引の一種であるキャップ取引を行えばよい。

    解答・解説

     

    ❌ 金利低下のリスクヘッジでは,フロア取引を行います。

     

  15. 特定店頭デリバティブ取引⑮

    レンジ・フォワードは、予約締結レートに一定の幅を設け、為替レートの範囲を限定させオプション取引である。

    解答・解説

     

    ⭕️ 同じ権利行使期限,同じ金額のコール・オプションとプット・オプションを組み合わせます。

     

 

  1. 特定店頭デリバティブ取引⑯

    バリア・オプションは、一定期間内に原資産価格があらかじめ定めた一定の水準に達すると、オプションが発生する取引である。

    解答・解説

     

    ⭕️ シングル・バリア・オプションやダブル・バリア・オプションなどがあり,オプションが発生するタイプをノックイン,消滅するタイプをノックアウトといいます。

     

  2. 特定店頭デリバティブ取引⑰

    トータル・リターン・スワップとは、プロテクションの売り手がプロテクションの買い手に社債等の資産から生じるクーポン及び値上がり益を支払うスワップ取引である。

    解答・解説

     

    ❌ 買い手と売り手が逆です。

     

  3. 特定店頭デリバティブ取引⑱

    クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)とは、クレジット・イベント(信用事由)が発生したときに、ペイオフ(補償)が発生する取引である。

    解答・解説

     

    ⭕️ リーマンショックの引き金となったとされている取引として有名です。

     

  4. 特定店頭デリバティブ取引⑲

    CDOとは、ローン債券や債券、あるいはCDSを多数集めてプールし、これを裏付けに発行される証券のことである。

    解答・解説

     

    ⭕️ 日本語では,債務担保証券といいます。

     

  5. 特定店頭デリバティブ取引⑳

    天候デリバティブでは、一般に、オプションの売り手の最大支払い金額は設定されない。

    解答・解説

     

    ❌ 最大支払い金額が設定されるケースが多いです。

     

  6. 特定店頭デリバティブ取引㉑

    天候デリバティブにおいて、CDDとは、日平均気温が基準温度以下の場合、日平均気温が基準温度をどれほど下回ったかの指標である。

    解答・解説

     

    ❌ HDDの説明です。なお,CDDとは逆にどれだけ上回ったかの指標です。

     

  7. 特定店頭デリバティブ取引㉒

    CATスワップは、自国で引き受けた自然災害保険の再保険として、国内損保が海外損保とリスクを交換する取引である。

    解答・解説

     

    ⭕️ 非常に稀な大規模災害のリスクに対応するためのものです。

     

  8. 特定店頭デリバティブ取引㉓

    地震オプションは、実損補填を目的としておらず、一定の条件を満たせば、実際に損害が発生しなくても決済金が支払われる。

    解答・解説

     

    ⭕️ 地震による売上減少等に備えたリスクヘッジ商品です。

     

  9. 特定店頭デリバティブ取引㉔

    地震オプションは、オプションの買い手から見て、異常気象などを原因とする利益減少のリスクをヘッジするためのものである。

    解答・解説

     

    ❌ 地震オプションは地震を原因とするものが対象です。設問は天候デリバティブについての説明です。