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経済学・経済政策 令和2年度 第23問

 

 一般に公正性は、何をもって公正とするかの価値判断が必要とされるため、一義的に決めることは難しいが、公正性の貢献基準によれば、生産活動における各人の貢献の度合いに応じて所得が分配されるとき、公正性が実現する。この貢献基準に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 貢献基準は、すべての人々が平等に所得を得ることを前提としている。

b 貢献基準では、熟練労働者の方が未熟練労働者よりも、賃金水準が高くなる。

c 貢献基準では、資産をどのくらい保有しているかが考慮されている。

d 貢献基準では、社会的弱者を救済することは難しい。

 

〔解答群〕

  1. aとc
  2. aとd
  3. bとc
  4. bとd

解答・解説

解答

 エ

解説

  1. 貢献基準は、すべての人々が平等に所得を得ることを前提としている。
    不適切です。

  2. 貢献基準では、熟練労働者の方が未熟練労働者よりも、賃金水準が高くなる。
    適切です。

  3. 貢献基準では、資産をどのくらい保有しているかが考慮されている。
    不適切です。

  4. 貢献基準では、社会的弱者を救済することは難しい。
    適切です。

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