資格部

資格・検定の試験情報、対策方法、問題解説などをご紹介

適性科目 平成25年度 Ⅱ-5

◀︎ 前へ次へ ▶︎️

 国際的に機械類の安全性を確保するための基準確立の必要性が高まる中,2003年11月に国際標準化機構(International Organization for Standardization:ISO)によってISO12100が発行された。ISO12100は機械の安全性に関して,設計のための基本原則,用語等を定める国際規格であり,すべての機械類に対して一般的に適用可能な安全構築のルールを定めている。

 ISO12100に関する次のア)〜エ)の記述について,正しいものは◯,誤っているものは×として,最も適切な組合せを選べ。

  1. 機械の信頼性とは,機械,構成品又は設備が指定の条件のもとで,ある定められた期間にわたって故障せずに要求される機能を果たす能力のことをいう。
  2. 機械安全におけるリスクアセスメントとは,機械の制限に関する仕様,危険源の同定及びリスク見積りの組合せ及びリスク評価を含む全てのプロセスを意味する。
  3. 機械設計者によるリスク低減の保護方策としては,本質的安全設計方策と安全防護及び付加保護方策との2つがある。
  4. 本質的安全設計方策とは,ガード又は保護装置を使用しないで,機械の設計又は運転特性を変更することによって,危険源を除去する又は危険源に関連するリスクを低減する保護方策と定義される。
 
×
×
×
×

解答・解説

解答

 ③

解説

  1. 機械の信頼性とは,機械,構成品又は設備が指定の条件のもとで,ある定められた期間にわたって故障せずに要求される機能を果たす能力のことをいう。 ⭕️
    適切です。

  2. 機械安全におけるリスクアセスメントとは,機械の制限に関する仕様,危険源の同定及びリスク見積りの組合せ及びリスク評価を含む全てのプロセスを意味する。 ⭕️
    適切です。

  3. 機械設計者によるリスク低減の保護方策としては,本質的安全設計方策と安全防護及び付加保護方策との2つがある。 ❌
    他に,使用上の情報の方策が定義されているため,不適切です。

  4. 本質的安全設計方策とは,ガード又は保護装置を使用しないで,機械の設計又は運転特性を変更することによって,危険源を除去する又は危険源に関連するリスクを低減する保護方策と定義される。 ⭕️
    適切です。