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基礎科目 令和2年度 Ⅰ-1-3

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 次の(ア)から(オ)の記述について,それぞれの正誤の組合せとして,最も適切なものはどれか。

  1. 荷重を増大させていくと,建物は多くの部材が降伏し,荷重が上がらなくなり大きく変形します。最後は建物が倒壊してしまいます。このときの荷重が弾性荷重です。
  2. 非常に大きな力で棒を引っ張ると,最後は引きちぎれてしまいます。これを破断と呼んでいます。破断は,引張応力度がその材料固有の固有振動数に達したために生じたものです。
  3. 細長い棒の両端を押すと,押している途中で,急に力とは直交する方向に変形してしまうことがあります。この現象を座屈と呼んでいます。
  4. 太く短い棒の両端を押すと,破断強度までじわじわ縮んで,最後は圧壊します。
  5. 建物に加わる力を荷重,また荷重を支える要素を部材あるいは構造部材と呼びます。
 

解答・解説

解答

 ③

解説

  1. 荷重を増大させていくと,建物は多くの部材が降伏し,荷重が上がらなくなり大きく変形します。最後は建物が倒壊してしまいます。このときの荷重が弾性荷重です。 
    弾性荷重は,外力によって変形した物体が外力が無くなった場合に元に戻れる範囲の荷重のことです。

  2. 非常に大きな力で棒を引っ張ると,最後は引きちぎれてしまいます。これを破断と呼んでいます。破断は,引張応力度がその材料固有の固有振動数に達したために生じたものです。 
    固有振動数は,破断に直接的な関係がありません。

  3. 細長い棒の両端を押すと,押している途中で,急に力とは直交する方向に変形してしまうことがあります。この現象を座屈と呼んでいます。 ⭕
    正しいです。

  4. 太く短い棒の両端を押すと,破断強度までじわじわ縮んで,最後は圧壊します。 ⭕
    正しいです。

  5. 建物に加わる力を荷重,また荷重を支える要素を部材あるいは構造部材と呼びます。 ⭕
    正しいです。

過去の出題

 なし