固有振動数及び固有振動モードに関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
① 弾性変形する構造体の固有振動数は,構造体の材質のみによって定まる。
② 管路の気柱振動の固有振動数は両端の境界条件に依存しない。
③ 単振り子の固有振動数は,おもりの質量の平方根に反比例する。
④ 熱伝導の微分方程式は時間に関する2階微分を含まないので,固有振動数による自由振動は発生しない。
⑤ 平板の弾性変形については,常に固有振動モードが1つだけ存在する。
解答・解説
解答
④
解説
① 弾性変形する構造体の固有振動数は,構造体の材質のみによって定まる。
構造体の形状によって変化するため,不適切です。
② 管路の気柱振動の固有振動数は両端の境界条件に依存しない。
開閉管によって変化するため,不適切です。
③ 単振り子の固有振動数は,おもりの質量の平方根に反比例する。
おもりの質量は固有振動数に影響しないため,不適切です。
④ 熱伝導の微分方程式は時間に関する2階微分を含まないので,固有振動数による自由振動は発生しない。
適切です。
⑤ 平板の弾性変形については,常に固有振動モードが1つだけ存在する。
固有振動モードは複数存在するため,不適切です。
参考情報
過去の出題
なし
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