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基礎科目 平成26年度 Ⅰ-5-2

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 事業者が行う環境に関連する活動に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。

① ライフサイクルアセスメントとは,企業の生産設備の周期的な更新の機会をとらえて,その設備の環境への影響の評価を行うことをいう。

② 環境報告書とは,大気汚染物質や水質汚濁物質を発生させる一定規模以上の装置の設置状況を,事業者が毎年地方自治体に届け出る報告書をいう。

③ グリーン購入とは,製品の原材料や事業活動に必要な資材を購入する際に,バイオマス(木材などの生物資源)から作られたものを優先的に購入することをいう。

④ 環境監査とは,事業活動において環境保全のために投資した経費が,税法上適切に処理されているかどうかについて,公認会計士が監査することをいう。

⑤ 環境会計とは,事業活動における環境保全のためのコストやそれによって得られた効果を金額や物量で表す仕組みをいう。

 

 

解答

 ⑤

解説

① ライフサイクルアセスメントとは,企業の生産設備の周期的な更新の機会をとらえて,その設備の環境への影響の評価を行うことをいう。
生産設備ではなく製品・サービスのサイクルの評価であるため,不適切です。

② 環境報告書とは,大気汚染物質や水質汚濁物質を発生させる一定規模以上の装置の設置状況を,事業者が毎年地方自治体に届け出る報告書をいう。
地方自治体に届出義務はないため,不適切です。

③ グリーン購入とは,製品の原材料や事業活動に必要な資材を購入する際に,バイオマス(木材などの生物資源)から作られたものを優先的に購入することをいう。
グリーン購入とは,環境負荷が少なく必要なものだけを買うと言う意味であり,バイオマスに限らないため,不適切です。

④ 環境監査とは,事業活動において環境保全のために投資した経費が,税法上適切に処理されているかどうかについて,公認会計士が監査することをいう。
経費処理や公認会計士は無関係のため,不適切です。

⑤ 環境会計とは,事業活動における環境保全のためのコストやそれによって得られた効果を金額や物量で表す仕組みをいう。
適切です。

参考情報

過去の出題
  • 平成20年度 Ⅰ-5-3
オンラインテキスト

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