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基礎科目 平成26年度 Ⅰ-5-1

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 大気汚染物質に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① PM2.5とは,粒径10μm以下の浮遊粒子状物質のうち,肺胞に最も付着しやすい粒径2.5μm付近の大きさを有するものを指す。

② 二酸化硫黄は,硫黄分を含む石炭や石油などの燃焼によって生じ呼吸器疾患や酸性雨の原因となる。

③ 二酸化窒素は,物質の燃焼工程から発生する物質で,呼吸器疾患を引き起こす物質であるとともに光化学オキシダントの原因物質でもある。

④ 光化学オキシダントは,工場や自動車から排出される窒素酸化物や揮発性有機化合物などが太陽光により光化学反応を起こして生成される酸化性物質の総称である。

⑤ 一酸化炭素は,有機物の不完全燃焼によって発生し,ヘモグロビンと結合することで酸素運搬機能を阻害する等の健康影響の他,メタンの大気寿命を長くする。

 

 

解答

 ①

解説

① PM2.5とは,粒径10μm以下の浮遊粒子状物質のうち,肺胞に最も付着しやすい粒径2.5μm付近の大きさを有するものを指す。
PM2.5は粒径2.5μm以下の粒子を指すので,不適切です。

② 二酸化硫黄は,硫黄分を含む石炭や石油などの燃焼によって生じ呼吸器疾患や酸性雨の原因となる。
適切です。

③ 二酸化窒素は,物質の燃焼工程から発生する物質で,呼吸器疾患を引き起こす物質であるとともに光化学オキシダントの原因物質でもある。
適切です。

④ 光化学オキシダントは,工場や自動車から排出される窒素酸化物や揮発性有機化合物などが太陽光により光化学反応を起こして生成される酸化性物質の総称である。
適切です。

⑤ 一酸化炭素は,有機物の不完全燃焼によって発生し,ヘモグロビンと結合することで酸素運搬機能を阻害する等の健康影響の他,メタンの大気寿命を長くする。
適切です。

参考情報

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