ITIL 2011 editionのインシデント管理において,インシデント・モデルを定義しておくことによって得られるメリットはどれか。
- インシデント管理プロセス及びその運用の,効率性と有効性を判断するための基準を明確にできる。
- 過去のインシデントについて,履歴,カテゴリ,及び解決するために取られた処置を容易に参照できる。
- 繰り返し発生するインシデントに対して,事前に定義された経路で,事前に定義された時間枠内に対応できる。
- 根本原因が判明していない問題に対する解決策を提供できる。
解答
ウ
解説
インシデント・モデルは、特定のインシデントに対して、事前に対応方法・手順を定義しておくものです。
- インシデント管理プロセス及びその運用の,効率性と有効性を判断するための基準を明確にできる。
インシデント・モデルは、対応方法であって、効率性や有効性の判断基準ではありません。 - 過去のインシデントについて,履歴,カテゴリ,及び解決するために取られた処置を容易に参照できる。
インシデント・モデルは、処置の手順ではありますが、過去の履歴ではありません。 - 繰り返し発生するインシデントに対して,事前に定義された経路で,事前に定義された時間枠内に対応できる。
正しいです。
インシデント・モデルを定義しておくことによって得られるメリットです。 - 根本原因が判明していない問題に対する解決策を提供できる。
インシデント・モデルは、既知のインシデントに対するものです。
参考情報
分野・分類
分野 | マネジメント系 |
大分類 | サービスマネジメント |
中分類 | サービスマネジメント |
小分類 | サービスマネジメントシステムの計画及び運用 |
出題歴
- SM 令和4年度春期 問7
- SM 令和元年度秋期 問11
- SM 平成29年度秋期 問12
- SM 平成27年度秋期 問5
- SM 平成25年度秋期 問8