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SM 令和4年度春期 問7

 

 ITIL 2011 editionのインシデント管理において,インシデント・モデルを定義しておくことによって得られるメリットはどれか。

  1. インシデント管理プロセス及びその運用の,効率性と有効性を判断するための基準を明確にできる。
  2. 過去のインシデントについて,履歴,カテゴリ,及び解決するために取られた処置を容易に参照できる。
  3. 繰り返し発生するインシデントに対して,事前に定義された経路で,事前に定義された時間枠内に対応できる。
  4. 根本原因が判明していない問題に対する解決策を提供できる。

解答・解説

解答

 ウ

解説

 インシデント・モデルは、特定のインシデントに対して、事前に対応方法・手順を定義しておくものです。

  1. インシデント管理プロセス及びその運用の,効率性と有効性を判断するための基準を明確にできる。
    インシデント・モデルは、対応方法であって、効率性や有効性の判断基準ではありません。

  2. 過去のインシデントについて,履歴,カテゴリ,及び解決するために取られた処置を容易に参照できる。
    インシデント・モデルは、処置の手順ではありますが、過去の履歴ではありません。

  3. 繰り返し発生するインシデントに対して,事前に定義された経路で,事前に定義された時間枠内に対応できる。
    正しいです。
    インシデント・モデルを定義しておくことによって得られるメリットです。

  4. 根本原因が判明していない問題に対する解決策を提供できる。
    インシデント・モデルは、既知のインシデントに対するものです。

参考情報

分野・分類
分野 マネジメント系
大分類 サービスマネジメント
中分類 サービスマネジメント
小分類 サービスマネジメントシステムの計画及び運用
出題歴
  • SM 令和4年度春期 問7
  • SM 令和元年度秋期 問11
  • SM 平成29年度秋期 問12
  • SM 平成27年度秋期 問5
  • SM 平成25年度秋期 問8

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