JIS Q 20000-2:2013(サービスマネジメントシステムの適用の手引)によれば,ITサービスマネジメントの変更管理の要求事項に基づいて策定する変更管理規程に記載する規則として,適切なものはどれか。
- サービスの廃止は,顧客への影響及びリスクの大きさを考慮して,重大な影響を及ぼす可能性のあるサービス変更として分類するかどうかを決定する。
- 重大なインシデントを解決するために早急な変更の実施が望まれるときは,緊急変更の手順を利用する。
- 変更が失敗した場合に差異を識別し,原因究明を行えるようにするために,変更の展開前にCMDBを更新する。
- 変更が失敗した場合には,失敗した変更を元に戻す処置を新たな変更要求とする。
解答
イ
解説
- サービスの廃止は,顧客への影響及びリスクの大きさを考慮して,重大な影響を及ぼす可能性のあるサービス変更として分類するかどうかを決定する。
サービスの廃止は、重大な影響を及ぼす可能性のあるサービス変更として分類すべきです。 - 重大なインシデントを解決するために早急な変更の実施が望まれるときは,緊急変更の手順を利用する。
適切です。
変更管理規程に記載する規則です。 - 変更が失敗した場合に差異を識別し,原因究明を行えるようにするために,変更の展開前にCMDBを更新する。
CMDB(構成管理データベース)は変更の展開後に更新します。 - 変更が失敗した場合には,失敗した変更を元に戻す処置を新たな変更要求とする。
失敗した場合の処置は、当初の変更要求に含めるべきものです。
参考情報
分野・分類
分野 | マネジメント系 |
大分類 | サービスマネジメント |
中分類 | サービスマネジメント |
小分類 | サービスマネジメントシステムの計画及び運用 |
出題歴
- SM 令和元年度秋期 問10