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適性科目 平成30年度 Ⅱ-6

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 ものづくりに携わる技術者にとって,知的財産を理解することは非常に大事なことである。知的財産の特徴の1つとして,「もの」とは異なり「財産的価値を有する情報」であることが挙げられる。情報は、容易に模倣されるという特質を持っており,しかも利用されることにより消費されるということがないため,多くの者が同時に利用することができる。こうしたことから知的財産権制度は,創作者の権利を保護するため,元来自由利用できる情報を,社会が必要とする限度で制限する制度ということができる。
 次に示す(ア)〜(ケ)のうち,知的財産権に含まれないものの数はどれか。

  1. 特許権(「発明」を保護)
  2. 実用新案権(物品の形状等の考案を保護)
  3. 意匠権(物品のデザインを保護)
  4. 著作権(文芸、学術,美術,音楽,プログラム等の精神的作品を保護)
  5. 回路配置利用権(半導体集積回路の回路配置の利用を保護)
  6. 育成者権(植物の新品種を保護)
  7. 営業秘密(ノウハウや顧客リストの盗用など不正競争行為を規制)
  8. 商標権(商品・サービスに使用するマークを保護)
  9. 商号(商号を保護)

① 0  ② 1  ③ 2  ④ 3  ⑤ 4

解答・解説

解答

 ①

解説

  1. 特許権(「発明」を保護) ⭕️
    知的財産権に含まれます。
  2. 実用新案権(物品の形状等の考案を保護) ⭕️
    知的財産権に含まれます。
  3. 意匠権(物品のデザインを保護) ⭕️
    知的財産権に含まれます。
  4. 著作権(文芸、学術,美術,音楽,プログラム等の精神的作品を保護) ⭕️
    知的財産権に含まれます。
  5. 回路配置利用権(半導体集積回路の回路配置の利用を保護) ⭕️
    知的財産権に含まれます。
  6. 育成者権(植物の新品種を保護) ⭕️
    知的財産権に含まれます。
  7. 営業秘密(ノウハウや顧客リストの盗用など不正競争行為を規制) ⭕️
    知的財産権に含まれます。
  8. 商標権(商品・サービスに使用するマークを保護) ⭕️
    知的財産権に含まれます。
  9. 商号(商号を保護) ⭕️
    知的財産権に含まれます。