我が国を対象とする,これからのエネルギー利用に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 電力の利用効率を高めたり,需給バランスを取ったりして,電力を安定供給するための新しい電力送配電網のことをスマートグリッドという。スマートグリッドの構築は,再生可能エネルギーを大量導入するために不可欠なインフラの1つである。
② スマートコミュニティとは,ICT(情報通信技術)や蓄電池などの技術を活用したエネルギーマネジメントシステムを通じて,分散型エネルギーシステムにおけるエネルギ一需給を総合的に管理・制御する社会システムのことである。
③ スマートハウスとは、省エネ家電や太陽光発電,燃料電池,蓄電池などのエネルギー機器を組合せて利用する家のことをいう。
④ スマートメーターは,家庭のエネルギー管理システムであり,家庭用蓄電池や次世代自動車といった「蓄電機器」と,太陽光発電,家庭用燃料電池などの「創エネルギー機器」の需給バランスを最適な状態に制御する。
⑤ スマートグリッド,スマートコミュニティ,スマートハウス,スマートメーターなどで用いられる「スマート」は「かしこい」の意である。
解答
④
解説
① 電力の利用効率を高めたり,需給バランスを取ったりして,電力を安定供給するための新しい電力送配電網のことをスマートグリッドという。スマートグリッドの構築は,再生可能エネルギーを大量導入するために不可欠なインフラの1つである。
適切です。
② スマートコミュニティとは,ICT(情報通信技術)や蓄電池などの技術を活用したエネルギーマネジメントシステムを通じて,分散型エネルギーシステムにおけるエネルギ一需給を総合的に管理・制御する社会システムのことである。
適切です。
③ スマートハウスとは、省エネ家電や太陽光発電,燃料電池,蓄電池などのエネルギー機器を組合せて利用する家のことをいう。
適切です。
④ スマートメーターは,家庭のエネルギー管理システムであり,家庭用蓄電池や次世代自動車といった「蓄電機器」と,太陽光発電,家庭用燃料電池などの「創エネルギー機器」の需給バランスを最適な状態に制御する。
不適切です。
スマートメーターは,電力使用量をデジタル計測するものです。
⑤ スマートグリッド,スマートコミュニティ,スマートハウス,スマートメーターなどで用いられる「スマート」は「かしこい」の意である。
適切です。
参考情報
過去の出題
なし