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基礎科目 平成30年度 Ⅰ-5-4

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 我が国を対象とする,これからのエネルギー利用に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 電力の利用効率を高めたり,需給バランスを取ったりして,電力を安定供給するための新しい電力送配電網のことをスマートグリッドという。スマートグリッドの構築は,再生可能エネルギーを大量導入するために不可欠なインフラの1つである。

② スマートコミュニティとは,ICT(情報通信技術)や蓄電池などの技術を活用したエネルギーマネジメントシステムを通じて,分散型エネルギーシステムにおけるエネルギ一需給を総合的に管理・制御する社会システムのことである。

③ スマートハウスとは、省エネ家電や太陽光発電,燃料電池,蓄電池などのエネルギー機器を組合せて利用する家のことをいう。

④ スマートメーターは,家庭のエネルギー管理システムであり,家庭用蓄電池や次世代自動車といった「蓄電機器」と,太陽光発電,家庭用燃料電池などの「創エネルギー機器」の需給バランスを最適な状態に制御する。

⑤ スマートグリッド,スマートコミュニティ,スマートハウス,スマートメーターなどで用いられる「スマート」は「かしこい」の意である。

 

 

解答

 ④

解説

① 電力の利用効率を高めたり,需給バランスを取ったりして,電力を安定供給するための新しい電力送配電網のことをスマートグリッドという。スマートグリッドの構築は,再生可能エネルギーを大量導入するために不可欠なインフラの1つである。
適切です。

② スマートコミュニティとは,ICT(情報通信技術)や蓄電池などの技術を活用したエネルギーマネジメントシステムを通じて,分散型エネルギーシステムにおけるエネルギ一需給を総合的に管理・制御する社会システムのことである。
適切です。

③ スマートハウスとは、省エネ家電や太陽光発電,燃料電池,蓄電池などのエネルギー機器を組合せて利用する家のことをいう。
適切です。

④ スマートメーターは,家庭のエネルギー管理システムであり,家庭用蓄電池や次世代自動車といった「蓄電機器」と,太陽光発電,家庭用燃料電池などの「創エネルギー機器」の需給バランスを最適な状態に制御する。
不適切です。
スマートメーターは,電力使用量をデジタル計測するものです。

⑤ スマートグリッド,スマートコミュニティ,スマートハウス,スマートメーターなどで用いられる「スマート」は「かしこい」の意である。
適切です。

参考情報

過去の出題

 なし

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