「持続可能な開発目標(SDGs)」に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 「ミレニアム開発目標(MDGs)」の課題を踏まえ,2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中核となるものである。
② 今後,経済発展が進む途上国を対象として持続可能な開発に関する目標を定めたものであり,環境,経済,社会の三側面統合の概念が明確に打ち出されている。
③ 17のゴールと各ゴールに設定された169のターゲットから構成されており,「ミレニアム開発目標(MDGs)」と比べると,水,持続可能な生産と消費,気候変動,海洋,生態系・森林など環境問題に直接関係するゴールが増えている。
④ 目標達成のために,多種多様な関係主体が連携・協力する「マルチステークホルダー・パートナーシップ」を促進することが明記されている。
⑤ 日本では,内閣に「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部」が設置され,2016年12月に「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」が決定されている。
解答
②
解説
① 「ミレニアム開発目標(MDGs)」の課題を踏まえ,2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中核となるものである。
適切です。
② 今後,経済発展が進む途上国を対象として持続可能な開発に関する目標を定めたものであり,環境,経済,社会の三側面統合の概念が明確に打ち出されている。
不適切です。
先進国も対象としています。
③ 17のゴールと各ゴールに設定された169のターゲットから構成されており,「ミレニアム開発目標(MDGs)」と比べると,水,持続可能な生産と消費,気候変動,海洋,生態系・森林など環境問題に直接関係するゴールが増えている。
適切です。
④ 目標達成のために,多種多様な関係主体が連携・協力する「マルチステークホルダー・パートナーシップ」を促進することが明記されている。
適切です。
⑤ 日本では,内閣に「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部」が設置され,2016年12月に「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」が決定されている。
適切です。
参考情報
過去の出題
なし