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専門科目(建設部門) 平成27年度 Ⅲ-23

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 砂防施設に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 砂防ダムの調節効果は,洪水勾配と安定勾配の間で起こる堆砂作用と粒径の淘汰作用をあわせたものである。

② 床固め工は,縦侵食を防止して渓床の安定と堆積物の再移動の防止,護岸などの工作物の基礎保護及び整流の目的で設置される。

③ 護岸工は,横侵食から河岸を防護するもので,その上下流端は岩盤又は横工に取り付けるのが原則である。

④ 水制工は,水はねにより護岸を保護するものであるが,流下阻害となるため,特別な場合を除き砂防工事では用いられない。

⑤ 流路工は,下流堆積域において流路を確定する乱流防止と縦断勾配の規制による縦・横侵食防止で,両岸を保護し,洪水の氾濫を防止する目的で設置される。

 

解答

      ④

解説

① 砂防ダムの調節効果は,洪水勾配と安定勾配の間で起こる堆砂作用と粒径の淘汰作用をあわせたものである。
適切です。

② 床固め工は,縦侵食を防止して渓床の安定と堆積物の再移動の防止,護岸などの工作物の基礎保護及び整流の目的で設置される。
適切です。

③ 護岸工は,横侵食から河岸を防護するもので,その上下流端は岩盤又は横工に取り付けるのが原則である。
適切です。

④ 水制工は,水はねにより護岸を保護するものであるが,流下阻害となるため,特別な場合を除き砂防工事では用いられない。
XXX

⑤ 流路工は,下流堆積域において流路を確定する乱流防止と縦断勾配の規制による縦・横侵食防止で,両岸を保護し,洪水の氾濫を防止する目的で設置される。
適切です。