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知財検定3級 学科 著作権法⑧

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 著作隣接権について,最も適切なものはどれか。

  1. 実演家がパブリックドメインとなった楽曲を演奏した場合,その実演に著作隣接権は発生しない。
  2. レコード製作者の著作隣接権は,レコードに固定されている音を最初に固定した者に発生する。
  3. 放送事業者及び有線放送事業者の著作隣接権の存続期間は,その放送又は有線放送が行われた日の属する年から起算して50年を経過した時に満了する。

解答・解説

解答

      イ

解説

  1. 実演家がパブリックドメインとなった楽曲を演奏した場合,その実演に著作隣接権は発生しない。 ❌
    パブリックドメインとなった楽曲であったとしても,実演自体には著作隣接権が発生します。

  2. レコード製作者の著作隣接権は,レコードに固定されている音を最初に固定した者に発生する。 ⭕️
    レコード製作者とは,レコードに固定されている音を最初に固定した者を言いますので,著作隣接権が発生します。
    [著作権法2条第1項6号]

  3. 放送事業者及び有線放送事業者の著作隣接権の存続期間は,その放送又は有線放送が行われた日の属する年から起算して50年を経過した時に満了する。 ❌
    その放送又は有線放送が行われた日の属する年の翌年から起算して50年を経過した時に満了します。
    [著作権法101条2項]