システムの信頼性を測る指標の一つに稼働品質率がある。年間の稼働品質率で評価される信頼性が最も高いシステムはどれか。ここで，稼働品質率は次の式で算出しシステムの資産規模には総運用費用を用いるものとする。
稼働品質率 = 利用者に迷惑を掛けた回数 ÷ システムの資産規模
| システム | 利用者に迷惑をかけた回数 （回／年） |
オンライン 稼働時間 （千時間／年） |
システムの 総合運用費用 （百万円／年） |
|
| オンライン処理 | バッチ処理 | |||
| A | 3 | 12 | 6 | 120 |
| B | 4 | 8 | 3 | 100 |
| C | 6 | 2 | 4 | 80 |
| D | 6 | 3 | 2 | 60 |
- A
- B
- C
- D
解答
ウ
解説
A〜Dについて、それぞれ稼働品質率を計算すると次の通りになります。
- (3 + 12) / 120 = 0.125
- (4 + 8) / 100 = 0.12
- (6 + 2) / 80 = 0.1
- (6 + 3) / 60 = 0.15
したがって、年間の稼働品質率で評価される信頼性が最も高い（稼働品質率が最も小さい）システムはC（ウ）です。
参考情報
分野・分類
| 分野 | マネジメント系 |
| 大分類 | サービスマネジメント |
| 中分類 | サービスマネジメント |
| 小分類 | パフォーマンス評価及び改善 |
出題歴
- SM 令和5年度春期 問9
- SM 令和3年度春期 問2
- SM 平成29年度秋期 問9
