サービスマネジメントにおいて,中断したサービスを復旧させるときの目標を定めた指標に,RPO(目標復旧時点),RTO(目標復旧時間)及びRLO(目標復旧レベル)がある。RTOとRLOを定めた例として,適切なものはどれか。
- サービスの中断から1時間以内に,中断発生時点の1時間前の状態に復旧する。
- サービスの中断から1日以内に,中断発生時点に提供していた基幹サービスと付帯サービスのうちの基幹サービスを復旧する。
- サービスの中断発生時点の3時間前の状態にシステムを復旧し,利用者の50%以上にサービスを提供できるようにする。
- ディスクの容量不足によるサービスの中断から3日以内に,ディスクの容量を中断発生時点の2倍に増強する。
解答
イ
解説
- サービスの中断から1時間以内に,中断発生時点の1時間前の状態に復旧する。
前者はRTO、後者はRPOを定めた例です。 - サービスの中断から1日以内に,中断発生時点に提供していた基幹サービスと付帯サービスのうちの基幹サービスを復旧する。
適切です。
前者はRTO、後者はRLOを定めた例です。 - サービスの中断発生時点の3時間前の状態にシステムを復旧し,利用者の50%以上にサービスを提供できるようにする。
前者はRPO、後者はRLOを定めた例です。 - ディスクの容量不足によるサービスの中断から3日以内に,ディスクの容量を中断発生時点の2倍に増強する。
前者はRTOを定めた例です。後者はRPO/RTO/RLOのいずれでもありません。
参考情報
分野・分類
分野 | マネジメント系 |
大分類 | サービスマネジメント |
中分類 | サービスマネジメント |
小分類 | サービスマネジメントシステムの計画及び運用 |
出題歴
- AP 令和6年度秋期 問55
- SM 令和4年度春期 問5