セキュリティ対策として,CASB(Cloud Access Security Broker)を利用した際の効果はどれか。
- クラウドサービスプロバイダが,運用しているクラウドサービスに対してDDoS攻撃対策を行うことによって,クラウドサービスの可用性低下を緩和できる。
- クラウドサービスプロバイダが,クラウドサービスを運用している施設に対して入退室管理を行うことによって,クラウドサービス運用環境への物理的な不正アクセスを防止できる。
- クラウドサービス利用組織の管理者が,組織で利用しているクラウドサービスに対して脆弱性診断を行うことによって,脆弱性を特定できる。
- クラウドサービス利用組織の管理者が,組織の利用者が利用している全てのクラウドサービスの利用状況の可視化を行うことによって,許可を得ずにクラウドサービスを利用している者を特定できる。
解答
エ
解説
CASBは、クラウドサービスの利用を監視し、適切なセキュリティ対策を行うためのソリューションであり、利用者側が行う対策です。
- クラウドサービスプロバイダが,運用しているクラウドサービスに対してDDoS攻撃対策を行うことによって,クラウドサービスの可用性低下を緩和できる。
CASBは利用者側が行う対策です。 - クラウドサービスプロバイダが,クラウドサービスを運用している施設に対して入退室管理を行うことによって,クラウドサービス運用環境への物理的な不正アクセスを防止できる。
CASBは利用者側が行う対策です。 - クラウドサービス利用組織の管理者が,組織で利用しているクラウドサービスに対して脆弱性診断を行うことによって,脆弱性を特定できる。
脆弱性診断を行うソリューションではありません。 - クラウドサービス利用組織の管理者が,組織の利用者が利用している全てのクラウドサービスの利用状況の可視化を行うことによって,許可を得ずにクラウドサービスを利用している者を特定できる。
正しいです。CASBの利用で得られる効果です。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | セキュリティ |
小分類 | 情報セキュリティ対策 |
出題歴
- SC 令和4年度秋期 問10
- SC 令和3年度春期 問11