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AP 令和4年度秋期 問31

 

 IPアドレスの自動設定をするためにDHCPサーバが設置されたLAN環境の説明のうち,適切なものはどれか。

  1. DHCPによる自動設定を行うPCでは,IPアドレスは自動設定できるが,サブネットマスクやデフォルトゲートウェイアドレスは自動設定できない。
  2. DHCPによる自動設定を行うPCと,IPアドレスが固定のPCを混在させることはできない。
  3. DHCPによる自動設定を行うPCに,DHCPサーバのアドレスを設定しておく必要はない。
  4. 一度IPアドレスを割り当てられたPCは,その後電源が切られた期間があっても必ず同じIPアドレスを割り当てられる。

解答・解説

解答

 ウ

解説

 DHCPサーバは、ネットワークに接続された機器に、IPアドレスやサブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどのネットワーク設定情報を自動的に割り当てるためのサーバーです。

  1. DHCPによる自動設定を行うPCでは,IPアドレスは自動設定できるが,サブネットマスクやデフォルトゲートウェイアドレスは自動設定できない。
    サブネットマスクやデフォルトゲートウェイアドレスも自動設定できます。

  2. DHCPによる自動設定を行うPCと,IPアドレスが固定のPCを混在させることはできない。
    IPアドレスが固定のPCを混在(自動割り当ての範囲から除外)させることもできます。

  3. DHCPによる自動設定を行うPCに,DHCPサーバのアドレスを設定しておく必要はない。
    適切です。
    PCはDHCPリクエストをブロードキャストで送るため、DHCPサーバのアドレスを設定しておく必要はありません。

  4. 一度IPアドレスを割り当てられたPCは,その後電源が切られた期間があっても必ず同じIPアドレスを割り当てられる。
    通常、電源が付けられた際に新たにアドレスを割り当てるため、同じIPアドレスとは限りません。

参考情報

分野・分類
分野 テクノロジ系
大分類 技術要素
中分類 ネットワーク
小分類 通信プロトコル
出題歴
  • AP 令和4年度秋期 問31
  • SG 平成28年度秋期 問47

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