IPアドレスの自動設定をするためにDHCPサーバが設置されたLAN環境の説明のうち,適切なものはどれか。
- DHCPによる自動設定を行うPCでは,IPアドレスは自動設定できるが,サブネットマスクやデフォルトゲートウェイアドレスは自動設定できない。
- DHCPによる自動設定を行うPCと,IPアドレスが固定のPCを混在させることはできない。
- DHCPによる自動設定を行うPCに,DHCPサーバのアドレスを設定しておく必要はない。
- 一度IPアドレスを割り当てられたPCは,その後電源が切られた期間があっても必ず同じIPアドレスを割り当てられる。
解答
ウ
解説
DHCPサーバは、ネットワークに接続された機器に、IPアドレスやサブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどのネットワーク設定情報を自動的に割り当てるためのサーバーです。
- DHCPによる自動設定を行うPCでは,IPアドレスは自動設定できるが,サブネットマスクやデフォルトゲートウェイアドレスは自動設定できない。
サブネットマスクやデフォルトゲートウェイアドレスも自動設定できます。 - DHCPによる自動設定を行うPCと,IPアドレスが固定のPCを混在させることはできない。
IPアドレスが固定のPCを混在(自動割り当ての範囲から除外)させることもできます。 - DHCPによる自動設定を行うPCに,DHCPサーバのアドレスを設定しておく必要はない。
適切です。
PCはDHCPリクエストをブロードキャストで送るため、DHCPサーバのアドレスを設定しておく必要はありません。 - 一度IPアドレスを割り当てられたPCは,その後電源が切られた期間があっても必ず同じIPアドレスを割り当てられる。
通常、電源が付けられた際に新たにアドレスを割り当てるため、同じIPアドレスとは限りません。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | ネットワーク |
小分類 | 通信プロトコル |
出題歴
- AP 令和4年度秋期 問31
- SG 平成28年度秋期 問47