ACID特性の四つの性質に含まれないものはどれか。
- 一貫性
- 可用性
- 原子性
- 耐久性
解答
イ
解説
ACID特性は、データベースにおけるトランザクション処理の整合性と信頼性を保証するために必要な4つの特性の頭文字を繋ぎ合わせたものです。
- A(Atomicity:原子性)
トランザクションは、一連の操作が分割されることなく、全体として実行されるという特性です。たとえトランザクションの一部が失敗しても、他の部分は実行されません。 - C(Consistency:一貫性)
トランザクションは、データベースを常に整合性のある状態に保つという特性です。トランザクションの実行前後で、データベースの状態に矛盾が生じることはありません。 - I(Isolation:独立性)
複数のトランザクションが同時に実行されても、互いに干渉せずに独立して実行されるという特性です。あるトランザクションの変更内容は、他のトランザクションが完了するまで見えません。 - D(Durability:耐久性)
トランザクションが完了したら、その結果は永続的に記録され、失われることがないという特性です。たとえシステム障害が発生しても、トランザクションの結果は失われません。
- 一貫性
ACID特性のC(Consistency)に該当します。 - 可用性
ACID特性には含まれません。 - 原子性
ACID特性のA(Atomicity)に該当します。 - 耐久性
ACID特性のD(Durability)に該当します。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | データベース |
小分類 | トランザクション処理 |
出題歴
- AP 令和4年度秋期 問30