RDBMSのロックに関する記述のうち,適切なものはどれか。ここで,X,Yはトランザクションとする。
- XがA表内の特定行aに対して共有ロックを獲得しているときは,YはA表内の別の特定行bに対して専有ロックを獲得することができない。
- XがA表内の特定行aに対して共有ロックを獲得しているときは,YはA表に対して専有ロックを獲得することができない。
- XがA表に対して共有ロックを獲得しているときでも,YはA表に対して専有ロックを獲得することができる。
- XがA表に対して専有ロックを獲得しているときでも,YはA表内の特定行aに対して専有ロックを獲得することができる。
解答
イ
解説
- XがA表内の特定行aに対して共有ロックを獲得しているときは,YはA表内の別の特定行bに対して専有ロックを獲得することができない。
Xが獲得しているロックは特定行に対してですので、Yは別の行に対してロックを獲得することができます。 - XがA表内の特定行aに対して共有ロックを獲得しているときは,YはA表に対して専有ロックを獲得することができない。
適切です。 - XがA表に対して共有ロックを獲得しているときでも,YはA表に対して専有ロックを獲得することができる。
共有ロックがかけられている表について、専有ロックを獲得することはできません。 - XがA表に対して専有ロックを獲得しているときでも,YはA表内の特定行aに対して専有ロックを獲得することができる。
表単位でロックがかけられているので、その中の特定行に対してはロックを獲得することはできません。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | データベース |
小分類 | トランザクション処理 |
出題歴
- AP 令和元年度秋期 問28