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法務3級 融資⑪

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 支払承諾について、正しいものはどれか。

⑴ 支払承諾取引は、金銭消費貸借契約の一種である。

⑵ 保証書に保証債務の履行請求期限を記載しても有効である。

⑶ 支払承諾取引においては、銀行取引約定書の条項は適用されない。

⑷ 銀行が保証債務を履行しても、支払承諾取引先に対して求償権を取得することはない。

⑸ 支払承諾取引先の預金に差押通知が発送されたときは、銀行は保証債務の履行前である場合は、当該預金と支払承諾にかかる事前求償権を対当額で相殺できない。

 

解答・解説

解答

 ⑵

解説

分野 出題項目 重要度
保証 支払承諾(債務保証) ⭐️

 

⑴ 支払承諾取引は、金銭消費貸借契約の一種である。
金銭消費貸借契約ではなく、取引先に銀行の信用を供与して保証料を受け取る取引です。

⑵ 保証書に保証債務の履行請求期限を記載しても有効である。
正しいです。

⑶ 支払承諾取引においては、銀行取引約定書の条項は適用されない。
銀行取引約定書の各条項が適用されます。

⑷ 銀行が保証債務を履行しても、支払承諾取引先に対して求償権を取得することはない。
保証債務を履行した場合は、支払承諾取引先に対して求償権を取得します。

⑸ 支払承諾取引先の預金に差押通知が発送されたときは、銀行は保証債務の履行前である場合は、当該預金と支払承諾にかかる事前求償権を対当額で相殺できない。
保証債務の履行前であっても、事前求償権を対当額で相殺できます。