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法務3級 融資⑫

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 預金担保について、正しいものはどれか。

⑴ 担保提供者が、債務者、保証人以外の者であっても、相殺により回収できる。

⑵ 預金に対する担保権設定契約は、担保預金の口座名義人と締結しなけばならない。

⑶ 担保権設定の手法には質権と譲渡担保権があるが、実務上は譲渡担保権設定の方法による。

⑷ 担保権の効力は、担保定期預金が利息を元加して書替された定期預金に対しては、及ばない。

⑸ 担保預金の真の預金者の確認を、銀行が相当の注意を尽くしたか否かの判断基準時は、預金担保の貸出の実行時である。

 

解答・解説

解答

 ⑸

解説

分野 出題項目 重要度
担保 預金担保 ⭐️

 

⑴ 担保提供者が、債務者、保証人以外の者であっても、相殺により回収できる。
債務者、保証人以外の者からは、相殺による回収はできません。

⑵ 預金に対する担保権設定契約は、担保預金の口座名義人と締結しなけばならない。
担保目的物の正当な権利者(真の預金者)と締結しなければなりません。

⑶ 担保権設定の手法には質権と譲渡担保権があるが、実務上は譲渡担保権設定の方法による。
実務上は質権設定の方法によります。

⑷ 担保権の効力は、担保定期預金が利息を元加して書替された定期預金に対しては、及ばない。
利息を元加して書替された定期預金に対しても、担保権の効力が及びます。

⑸ 担保預金の真の預金者の確認を、銀行が相当の注意を尽くしたか否かの判断基準時は、預金担保の貸出の実行時である。
正しいです。