ケーブルを必要とせずに電波などを利用して通信を行う無線 LAN は、信号が届く範囲であれば、その範囲内でコンピュータを自由に設置できるために、中小企業でも有用である。したがって、その特性を理解しておく必要がある。
無線 LAN に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- SSID は無線 LAN におけるアクセスポイントの識別名であるが、複数のアクセスポイントに同一の SSID を設定できる無線 LAN 装置の機能をマルチ SSIDという。
- 無線 LAN におけるアクセス制御方式の一つである CSMA/CA 方式では、データ送信中にコリジョンを検出した場合には、しばらく時間をおいてから送信を開始することで、コリジョンを回避する。
- 無線 LAN におけるアクセス制御方式の一つである CSMA/CD 方式では、利用する周波数帯を有効に利用するために、それをタイムスロットと呼ばれる単位に分割することで、複数ユーザの同時通信を提供することができる。
- 無線 LAN の暗号化の規格である LTE は、アルゴリズムの脆弱性が指摘された WEP を改良したことから、より強固な暗号化を施すことができる。
解答
イ
解説
- SSID は無線 LAN におけるアクセスポイントの識別名であるが、複数のアクセスポイントに同一の SSID を設定できる無線 LAN 装置の機能をマルチ SSIDという。
不適切です。 - 無線 LAN におけるアクセス制御方式の一つである CSMA/CA 方式では、データ送信中にコリジョンを検出した場合には、しばらく時間をおいてから送信を開始することで、コリジョンを回避する。
適切です。 - 無線 LAN におけるアクセス制御方式の一つである CSMA/CD 方式では、利用する周波数帯を有効に利用するために、それをタイムスロットと呼ばれる単位に分割することで、複数ユーザの同時通信を提供することができる。
不適切です。 - 無線 LAN の暗号化の規格である LTE は、アルゴリズムの脆弱性が指摘された WEP を改良したことから、より強固な暗号化を施すことができる。
不適切です。