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基礎科目 令和5年度 Ⅰ-4-4

   

 金属材料の腐食に関する次の記述のうち,適切なものはどれか。

① アルミニウムは表面に酸化物皮膜を形成することで不動態化する。

② 耐食性のよいステンレス鋼は,鉄に銅を5%以上含有させた合金鋼と定義される。

③ 腐食の速度は,材料の使用環境温度には依存しない。

④ 腐食は,局所的に生じることはなく,全体で均一に生じる。

⑤ 腐食とは,力学的作用によって表面が逐次減量する現象である。

 

解答・解説

解答

 ①

解説

① アルミニウムは表面に酸化物皮膜を形成することで不動態化する。 ⭕️
適切です。

② 耐食性のよいステンレス鋼は,鉄に銅を5%以上含有させた合金鋼と定義される。 ❌
5%以上ではなく8%以上ですあり、不適切です。

③ 腐食の速度は,材料の使用環境温度には依存しない。 ❌
材料の使用環境温度にも依存するため、不適切です。

④ 腐食は,局所的に生じることはなく,全体で均一に生じる。 ❌
腐食は局所的に生じる(局部腐食)こともあるため、不適切です。

⑤ 腐食とは,力学的作用によって表面が逐次減量する現象である。 ❌
腐食は化学反応による減耗のことを指すため、不適切です。

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