金属材料の腐食に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
① 腐食とは,力学的作用によって表面が逐次減量する現象である。
② 腐食は,局所的に生じることはなく,全体で均一に生じる。
③ アルミニウムは表面に酸化物皮膜を形成することで不働態化する。
④ 耐食性のよいステンレス鋼は、鉄にニッケルを5%以上含有させた合金鋼と定義される。
⑤ 腐食の速度は,材料の使用環境温度には依存しない。
解答
③
解説
① 腐食とは,力学的作用によって表面が逐次減量する現象である。
不適切です。
腐食は化学反応による減耗のことを指します。
② 腐食は,局所的に生じることはなく,全体で均一に生じる。
不適切です。
腐食は局所的に生じる(局部腐食)こともあります。
③ アルミニウムは表面に酸化物皮膜を形成することで不働態化する。
適切です。
④ 耐食性のよいステンレス鋼は、鉄にニッケルを5%以上含有させた合金鋼と定義される。
不適切です。
5%以上ではなく,8%以上です。
⑤ 腐食の速度は,材料の使用環境温度には依存しない。
不適切です。
材料の使用環境温度にも依存します。
参考情報
過去の出題
なし