金属の変形や破壊に関する次の(A)〜(D)の記述の, に入る語句の組合せとして,最も適切なものはどれか。
(A)金属の塑性は, ア が存在するために原子の移動が比較的容易で,また,移動後も結合が切れないことによるものである。
(B)結晶粒径が イ なるほど,金属の降伏応力は大きくなる。
(C)多くの金属は室温下では変形が進むにつれて格子欠陥が増加し, ウ する。
(D)疲労破壊とは, エ によって引き起こされる破壊のことである。
ア | イ | ウ | エ | |
① | 自由電子 | 小さく | 加工軟化 | 繰返し負荷 |
② | 自由電子 | 小さく | 加工硬化 | 繰返し負荷 |
③ | 自由電子 | 大きく | 加工軟化 | 経年腐食 |
④ | 同位体 | 大きく | 加工硬化 | 経年腐食 |
⑤ | 同位体 | 小さく | 加工軟化 | 繰返し負荷 |
解答
②
解説
金属の変形や破壊に関する知識を問う問題です。適切な語句を埋めると,次の通りになります。
(A)金属の塑性は, 自由電子 が存在するために原子の移動が比較的容易で,また,移動後も結合が切れないことによるものである。
(B)結晶粒径が 小さく なるほど,金属の降伏応力は大きくなる
(C)多くの金属は室温下では変形が進むにつれて格子欠陥が増加し, 加工硬化 する。
(D)疲労破壊とは, 繰返し負荷 によって引き起こされる破壊のことである。
参考情報
過去の出題
- 平成23年度 Ⅰ-4-4