資格部

資格・検定の試験情報、対策方法、問題解説などをご紹介

基礎科目 平成30年度 Ⅰ-4-2

◀︎ 前へ次へ ▶︎️

 次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。ただし,いずれも常温・常圧下であるものとする。

① 酢酸は弱酸であり,炭酸の酸性度はそれより弱く,フェノールは炭酸より弱酸である。

② 水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,水酸化カルシウム,水酸化バリウムは水に溶けて強塩基性を示す。

③ 炭酸カルシウムに希塩酸を加えると,二酸化炭素を発生する。

④ 塩化アンモニウムと水酸化カルシウムの混合物を加熱すると,アンモニアを発生する。

⑤ 塩酸及び酢酸の0.1[mol/L]水溶液は同一のpHを示す。

 

解答

 ⑤

解説

① 酢酸は弱酸であり,炭酸の酸性度はそれより弱く,フェノールは炭酸より弱酸である。
適切です。

② 水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,水酸化カルシウム,水酸化バリウムは水に溶けて強塩基性を示す。
適切です。

③ 炭酸カルシウムに希塩酸を加えると,二酸化炭素を発生する。
適切です。

④ 塩化アンモニウムと水酸化カルシウムの混合物を加熱すると,アンモニアを発生する。
適切です。

⑤ 塩酸及び酢酸の0.1[mol/L]水溶液は同一のpHを示す。
不適切です。
塩酸は強酸,酢酸は弱酸であり,pHは異なります。

参考情報

過去の出題

 なし

オンラインテキスト