内部ネットワークのPCからインターネット上のWebサイトを参照するときに,DMZ上に用意したVDI(Virtual Desktop Infrastructure)サーバ上のWebブラウザを利用すると,未知のマルウェアがPCにダウンロードされるのを防ぐというセキュリティ上の効果が期待できる。この効果を生み出すVDIサーバの動作の特徴はどれか。
- Webサイトからの受信データを受信処理した後,IPsecでカプセル化し,PCに送信する。
- Webサイトからの受信データを受信処理した後,実行ファイルを削除し,その他のデータをPCに送信する。
- Webサイトからの受信データを受信処理した後,生成したデスクトップ画面の画像データだけをPCに送信する。
- Webサイトからの受信データを受信処理した後,不正なコード列が検知されない場合だけPCに送信する。
解答
ウ
解説
- Webサイトからの受信データを受信処理した後,IPsecでカプセル化し,PCに送信する。
VDIからPCへは画像データのみが送信され、カプセル化受信データは送信されません。 - Webサイトからの受信データを受信処理した後,実行ファイルを削除し,その他のデータをPCに送信する。
VDIからPCへは画像データのみが送信され、実行ファイル等は送信されません。 - Webサイトからの受信データを受信処理した後,生成したデスクトップ画面の画像データだけをPCに送信する。
正しいです。VDIサーバの動作の特徴です。 - Webサイトからの受信データを受信処理した後,不正なコード列が検知されない場合だけPCに送信する。
VDIからPCへは画像データのみが送信され、不正コードか否かを問わず受信データは送信されません。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | セキュリティ |
小分類 | 情報セキュリティ対策 |
出題歴
- AP 令和4年度春期 問44
- AP 令和元年度秋期 問41
- AP 平成30年度春期 問41