資格部

資格・検定の試験情報、対策方法、問題解説などをご紹介

AP 令和4年度秋期 問18

 

 優先度に基づくプリエンプティブなスケジューリングを行うリアルタイムOSにおける割込み処理の説明のうち,適切なものはどれか。ここで,割込み禁止状態は考慮しないものとし,割込み処理を行うプログラムを割込み処理ルーチン,割込み処理以外のプログラムをタスクと呼ぶ。

  1. タスクの切替えを禁止すると,割込みが発生しても割込み処理ルーチンは呼び出されない。
  2. 割込み処理ルーチンの処理時間の長さは,システムの応答性に影響を与えない。
  3. 割込み処理ルーチンは,最も優先度の高いタスクよりも優先して実行される。
  4. 割込み処理ルーチンは,割り込まれたタスクと同一のコンテキストで実行される。

解答・解説

解答

 ウ

解説

  1. タスクの切替えを禁止すると,割込みが発生しても割込み処理ルーチンは呼び出されない。
    タスクの切替えを禁止しても、割込みは発生します。

  2. 割込み処理ルーチンの処理時間の長さは,システムの応答性に影響を与えない。
    割込み処理ルーチンの処理時間が長ければ、その分他のタスクのシステムの応答性に影響します。

  3. 割込み処理ルーチンは,最も優先度の高いタスクよりも優先して実行される。
    適切です。
    割込み処理は、タスクの優先度に関わらず実行されます。

  4. 割込み処理ルーチンは,割り込まれたタスクと同一のコンテキストで実行される。
    割込み処理には、新たなコンテキストで実行されます。

参考情報

分野・分類
分野 テクノロジ系
大分類 コンピュータシステム
中分類 ソフトウェア
小分類 オペレーティングシステム
出題歴
  • AP 令和4年度秋期 問18

前問 一覧 次問