優先度に基づくプリエンプティブなスケジューリングを行うリアルタイムOSにおける割込み処理の説明のうち,適切なものはどれか。ここで,割込み禁止状態は考慮しないものとし,割込み処理を行うプログラムを割込み処理ルーチン,割込み処理以外のプログラムをタスクと呼ぶ。
- タスクの切替えを禁止すると,割込みが発生しても割込み処理ルーチンは呼び出されない。
- 割込み処理ルーチンの処理時間の長さは,システムの応答性に影響を与えない。
- 割込み処理ルーチンは,最も優先度の高いタスクよりも優先して実行される。
- 割込み処理ルーチンは,割り込まれたタスクと同一のコンテキストで実行される。
解答
ウ
解説
- タスクの切替えを禁止すると,割込みが発生しても割込み処理ルーチンは呼び出されない。
タスクの切替えを禁止しても、割込みは発生します。 - 割込み処理ルーチンの処理時間の長さは,システムの応答性に影響を与えない。
割込み処理ルーチンの処理時間が長ければ、その分他のタスクのシステムの応答性に影響します。 - 割込み処理ルーチンは,最も優先度の高いタスクよりも優先して実行される。
適切です。
割込み処理は、タスクの優先度に関わらず実行されます。 - 割込み処理ルーチンは,割り込まれたタスクと同一のコンテキストで実行される。
割込み処理には、新たなコンテキストで実行されます。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | コンピュータシステム |
中分類 | ソフトウェア |
小分類 | オペレーティングシステム |
出題歴
- AP 令和4年度秋期 問18