ディープラーニングの学習にGPUを用いる利点として,適切なものはどれか。
- 各プロセッサコアが独立して異なるプログラムを実行し,異なるデータを処理できる。
- 汎用の行列演算ユニットを用いて,行列演算を高速に実行できる。
- 浮動小数点演算ユニットをコプロセッサとして用い,浮動小数点演算ができる。
- 分岐予測を行い,パイプラインの利用効率を高めた処理を実行できる。
解答
イ
解説
GPU(Graphics Processing Unit)は、コンピュータゲームや動画編集、画像処理などのグラフィック処理を高速で効率的に行うために特化されたプロセッサです。
従来のCPU(Central Processing Unit)は、汎用的な処理を得意としていますが、大量のグラフィック処理を苦手としていました。一方、GPUは、大量のデータを並列処理することに特化しているため、グラフィック処理を高速に行うことができます。
- 各プロセッサコアが独立して異なるプログラムを実行し,異なるデータを処理できる。
マルチコアCPUを用いる利点です。 - 汎用の行列演算ユニットを用いて,行列演算を高速に実行できる。
正しいです。
GPUを用いる利点です。 - 浮動小数点演算ユニットをコプロセッサとして用い,浮動小数点演算ができる。
FPU(Floating-Point Unit:浮動小数点ユニット)を用いる利点です。 - 分岐予測を行い,パイプラインの利用効率を高めた処理を実行できる。
パイプライン型CPUを用いる利点です。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | コンピュータシステム |
中分類 | コンピュータ構成要素 |
小分類 | プロセッサ |
出題歴
- AP 令和4年度秋期 問8
- AP 令和3年度春期 問10