0以上255以下の整数nに対して,
と定義する。next(n)と等しい式はどれか。ここで,x AND y 及び x OR y は,それぞれxとyを2進数表現にして,桁ごとの論理積及び論理和をとったものとする。
- (n + 1) AND 255
- (n + 1) AND 256
- (n + 1) OR 255
- (n + 1) OR 256
解答
ア
解説
next(n)は、n=0 の場合 1、n=255 の場合 0 となりますので、各選択肢について同様の結果になるか確認していきます。
(見やすくするため、9ビットの場合は、上位1ビットと下位8ビットの間にスペースを入れています。)
- (n + 1) AND 255
n=0 の場合
00000001 と 11111111 の論理積のため 00000001
n=255 の場合
1 00000000 と 11111111 の論理積のため 0 00000000
となりますので等しいです。 - (n + 1) AND 256
n=0 の場合
00000001 と 000000000 の論理積のため 00000000
n=255 の場合
1 00000000 と 1 00000000 の論理積のため 1 00000000
となりますので異なります。 - (n + 1) OR 255
n=0 の場合
00000001 と 11111111 の論理和のため 11111111
n=255 の場合
1 00000000 と 11111111 の論理和のため 1 111111111
となりますので異なります。 - (n + 1) OR 256
n=0 の場合
00000001 と 1 00000000 の論理和のため 1 00000001
n=255 の場合
1 00000000 と 1 00000000 の論理和のため 1 00000000
となりますので異なります。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 基礎理論 |
中分類 | 基礎理論 |
小分類 | 離散数学 |
出題歴
- AP 平成31年度春期 問1
- AP 平成27度秋期 問1
- AP 平成22度春期 問1