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企業経営理論 令和元年度 第16問

 

 E.ロックやG.レイサムらにより体系化された目標設定理論において指摘されている、組織メンバーの努力や成果を引き出す目標の特徴として、最も適切なものはどれか。

  1. 目標と報酬(昇給や昇進など)の間の関係が明示されていること。
  2. 目標の達成困難度が顕著に高いこと。
  3. 目標の達成度合いについてのフィードバックが得られること。
  4. 目標の内容が組織運営上合理的であること。
  5. 目標の内容が抽象的であること。

解答・解説

解答

 ウ

解説

  1. 目標と報酬(昇給や昇進など)の間の関係が明示されていること。
    報酬が外発要因であり、内発的動機付けを重要視する目標設定では、関係を明示することは求められません。

  2. 目標の達成困難度が顕著に高いこと。
    達成困難度が顕著に高いということは、達成できる可能性が低いということであり、目標としては設定されにくいものになります。

  3. 目標の達成度合いについてのフィードバックが得られること。
    適切です。

  4. 目標の内容が組織運営上合理的であること。
    目標設定理論では、組織運営上合理性は求められません。

  5. 目標の内容が抽象的であること。
    目標設定理論では、目標の明瞭性が高いことが重要です。

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