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専門科目(建設部門) 平成29年度 Ⅲ-35

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 建設環境に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 生息・生育に必要な特定の環境条件の変化をよく反映する生物を指標生物といい,例えば,水質汚濁ではカゲロウなどの水生生物がよく知られている。

② 環境影響評価手続において作成する図書(環境影響評価方法書など)を誰にでも見られるようにする縦覧では,紙媒体に加えて,インターネットにより行うことが義務付けられている。

③ 振動規制地域は振動規制法に基づき,都道府県知事が指定し,地域ごとに昼間や夜間などの時間区分ごとの規制基準が定められている。

④ 3RはReduce,Reuse,Recycleの頭文字をとったもので,循環型社会を構築していくにはReduce,Reuse,Recycleの順で取組むことが重要である。

⑤ 気温が下層より上層の方が高いとき,下層の大気は上層へ移動しやすい不安定な状態であり,このような大気の安定性の度合いは大気汚染と関係している。

解答・解説

解答

      ⑤

解説

① 生息・生育に必要な特定の環境条件の変化をよく反映する生物を指標生物といい,例えば,水質汚濁ではカゲロウなどの水生生物がよく知られている。
適切です。

② 環境影響評価手続において作成する図書(環境影響評価方法書など)を誰にでも見られるようにする縦覧では,紙媒体に加えて,インターネットにより行うことが義務付けられている。
適切です。

③ 振動規制地域は振動規制法に基づき,都道府県知事が指定し,地域ごとに昼間や夜間などの時間区分ごとの規制基準が定められている。
適切です。

④ 3RはReduce,Reuse,Recycleの頭文字をとったもので,循環型社会を構築していくにはReduce,Reuse,Recycleの順で取組むことが重要である。
適切です。

⑤ 気温が下層より上層の方が高いとき,下層の大気は上層へ移動しやすい不安定な状態であり,このような大気の安定性の度合いは大気汚染と関係している。
気温が下層より上層の方が高いときは,安定な状態(絶対安定)です。