幹線交通網評価に用いる4段階推定法に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 分析単位となるゾーンは,調査圏域と周辺地域を分割して設定され,発生・集中量の大きい都市圏中心部では大きなゾーン区分になるのに対し,都市圏周辺部では細かなゾーン区分となるのが通例である。
② ゾーン別発生量,集中量の推定には,原単位法,クロス分類法,重回帰モデル法が使われている。
③ 分布交通量の推定に用いられるフレーター法は,現在パターン法の1つである。
④ 交通手段別分担交通量の推定に用いられる集計ロジットモデルは,パラメータ推定が容易であり,推計分担率が必ず0と1の間におさまる利点がある。
⑤ 配分交通量の推定に用いられる最適配分には,利用者最適(等時間配分)とシステム最適(総走行時間最小)がある。
解答・解説
解答
①
解説
① 分析単位となるゾーンは,調査圏域と周辺地域を分割して設定され,発生・集中量の大きい都市圏中心部では大きなゾーン区分になるのに対し,都市圏周辺部では細かなゾーン区分となるのが通例である。
都市圏中心部で細かなゾーン区分となり,都市圏周辺部で大きなゾーン区分になります。
② ゾーン別発生量,集中量の推定には,原単位法,クロス分類法,重回帰モデル法が使われている。
適切です。
③ 分布交通量の推定に用いられるフレーター法は,現在パターン法の1つである。
適切です。
④ 交通手段別分担交通量の推定に用いられる集計ロジットモデルは,パラメータ推定が容易であり,推計分担率が必ず0と1の間におさまる利点がある。
適切です。
⑤ 配分交通量の推定に用いられる最適配分には,利用者最適(等時間配分)とシステム最適(総走行時間最小)がある。
適切です。