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専門科目(建設部門) 平成29年度 Ⅲ-15

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 幹線交通網評価に用いる4段階推定法に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 分析単位となるゾーンは,調査圏域と周辺地域を分割して設定され,発生・集中量の大きい都市圏中心部では大きなゾーン区分になるのに対し,都市圏周辺部では細かなゾーン区分となるのが通例である。

② ゾーン別発生量,集中量の推定には,原単位法,クロス分類法,重回帰モデル法が使われている。

③ 分布交通量の推定に用いられるフレーター法は,現在パターン法の1つである。

④ 交通手段別分担交通量の推定に用いられる集計ロジットモデルは,パラメータ推定が容易であり,推計分担率が必ず0と1の間におさまる利点がある。

⑤ 配分交通量の推定に用いられる最適配分には,利用者最適(等時間配分)とシステム最適(総走行時間最小)がある。

解答・解説

解答

      ①

解説

① 分析単位となるゾーンは,調査圏域と周辺地域を分割して設定され,発生・集中量の大きい都市圏中心部では大きなゾーン区分になるのに対し,都市圏周辺部では細かなゾーン区分となるのが通例である。
都市圏中心部で細かなゾーン区分となり,都市圏周辺部で大きなゾーン区分になります。

② ゾーン別発生量,集中量の推定には,原単位法,クロス分類法,重回帰モデル法が使われている。
適切です。

③ 分布交通量の推定に用いられるフレーター法は,現在パターン法の1つである。
適切です。

④ 交通手段別分担交通量の推定に用いられる集計ロジットモデルは,パラメータ推定が容易であり,推計分担率が必ず0と1の間におさまる利点がある。
適切です。

⑤ 配分交通量の推定に用いられる最適配分には,利用者最適(等時間配分)とシステム最適(総走行時間最小)がある。
適切です。