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専門科目(建設部門) 平成29年度 Ⅲ-16

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 国土計画に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 1962年に策定された全国総合開発計画では,地域間の均衡ある発展が基本目標とされ,拠点開発構想による工業の地方部への分散が図られた。

② 1969年に策定された新全国総合開発計画では,人間のための豊かな環境の創造を基本目標として,新幹線や高速道路等のネットワーク整備に関する大規模プロジェクト構想が提示された。

③ 1977年に策定された第三次全国総合開発計画では,人口等の東京一極集中や,地方圏での雇用問題の深刻化を背景として,交流ネットワーク構想による多極分散型国土の構築が提示された。

④ 2008年に策定された国土形成計画では,多様な広域ブロックの自立的な発展,美しく,暮らしやすい国土の形成を図るため,おおむね10年間の国土づくりの方向性が示された。

⑤ 2014年に公表された国土のグランドデザイン2050では,人口減少社会に対応した。コンパクトな拠点と交通及び情報に関するネットワークの構築などが基本戦略として示された。

解答・解説

解答

      ③

解説

① 1962年に策定された全国総合開発計画では,地域間の均衡ある発展が基本目標とされ,拠点開発構想による工業の地方部への分散が図られた。
適切です。

② 1969年に策定された新全国総合開発計画では,人間のための豊かな環境の創造を基本目標として,新幹線や高速道路等のネットワーク整備に関する大規模プロジェクト構想が提示された。
適切です。

③ 1977年に策定された第三次全国総合開発計画では,人口等の東京一極集中や,地方圏での雇用問題の深刻化を背景として,交流ネットワーク構想による多極分散型国土の構築が提示された。
第三次全国総合開発計画では,定住構想が提示されました。
多極型分散型国土の構築は,1998年に策定された第四次全国総合開発計画にて提示されました。

④ 2008年に策定された国土形成計画では,多様な広域ブロックの自立的な発展,美しく,暮らしやすい国土の形成を図るため,おおむね10年間の国土づくりの方向性が示された。
適切です。

⑤ 2014年に公表された国土のグランドデザイン2050では,人口減少社会に対応した。コンパクトな拠点と交通及び情報に関するネットワークの構築などが基本戦略として示された。
適切です。