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専門科目(建設部門) 平成27年度 Ⅲ-27

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 水力発電所に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 導水路形式の選定において,トンネルは山地を直線的に貫通できるので水路延長を短縮することができ,損失水頭も大きくなる。

② 水路式発電所の取水口は,洪水時に水流や流木などが激突するおそれのない場所に設置する。

③ 導水路とヘッドタンクとの取付部は漸次ゆるやかに拡大して渦流が起こらないようにする。

④ 水路式発電所では取水口になるべく近い箇所に沈砂池を設け,ここで流水中の土砂を沈でん排除する。

⑤ 圧力水路のこう配は,排水の便を考慮し,かつ負荷の変動に伴うサージタンク内の水面振動に支障がないよう,無圧水路に比して急こう配とする。

 

解答

      ①

解説

① 導水路形式の選定において,トンネルは山地を直線的に貫通できるので水路延長を短縮することができ,損失水頭も大きくなる。
XXX

② 水路式発電所の取水口は,洪水時に水流や流木などが激突するおそれのない場所に設置する。
適切です。

③ 導水路とヘッドタンクとの取付部は漸次ゆるやかに拡大して渦流が起こらないようにする。
適切です。

④ 水路式発電所では取水口になるべく近い箇所に沈砂池を設け,ここで流水中の土砂を沈でん排除する。
適切です。

⑤ 圧力水路のこう配は,排水の便を考慮し,かつ負荷の変動に伴うサージタンク内の水面振動に支障がないよう,無圧水路に比して急こう配とする。
適切です。