DHCPのクライアントが,サーバから配布されたIPv4アドレスを,クライアント自身のホストアドレスとして設定する際に,そのアドレスが他のホストに使用されていないことを,クライアント自身でも確認することが推奨されている。この確認に使用するプロトコルとして,適切なものはどれか。
- ARP
- DNS
- ICMP
- RARP
解答
ア
解説
ARP(Address Resolution Protocol)は、IPアドレスとMACアドレスを相互に変換するためのプロトコルです。DHCPクライアントは、ARPを使って、配布されたIPアドレスが既に他のホストで使用されていないことを確認します。具体的には、以下の手順で確認を行います。
- クライアントは、配布されたIPアドレス宛てにARPリクエストを送信する。
- ネットワーク上の他のホストは、送信されたIPアドレスが自身のIPアドレスと一致する場合、ARP応答を返す。
- クライアントは、ARP応答を受信しなかった場合、そのIPアドレスが使用されていないことを確認する。
- ARP
適切です。 - DNS
DNS(Domain Name System)は、ドメイン名とIPアドレスを相互に変換するためのプロトコルです。IPアドレスの重複確認には使用できません。 - ICMP
ICMP(Internet Control Message Protocol)は、ネットワークエラーや診断メッセージを伝達するためのプロトコルです。IPアドレスの重複確認には使用できません。 - RARP
RARP(Reverse Address Resolution Protocol)は、MACアドレスからIPアドレスを解決するためのプロトコルです。IPアドレスの重複確認には使用できません。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | ネットワーク |
小分類 | 通信プロトコル |
出題歴
- SC 令和5年度秋期 問20