JIS Q 27000:2019(情報セキュリティマネジメントシステムー用語)の用語に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 脅威とは,一つ以上の要因によって付け込まれる可能性がある,資産又は管理策の弱点のことである。
- 脆弱性とは,システム又は組織に損害を与える可能性がある,望ましくないインシデントの潜在的な原因のことである。
- リスク対応とは,リスクの大きさが,受容可能か又は許容可能かを決定するために,リスク分析の結果をリスク基準と比較するプロセスのことである。
- リスク特定とは,リスクを発見,認識及び記述するプロセスのことであり,リスク源,事象,それらの原因及び起こり得る結果の特定が含まれる。
解答
エ
解説
- 脅威とは,一つ以上の要因によって付け込まれる可能性がある,資産又は管理策の弱点のことである。
脅威は、脆弱性を利用して損害を与える可能性のある存在であり、弱点そのものではありません。 - 脆弱性とは,システム又は組織に損害を与える可能性がある,望ましくないインシデントの潜在的な原因のことである。
脆弱性は、システムや組織の弱点であり、インシデントの直接的な原因ではありません。 - リスク対応とは,リスクの大きさが,受容可能か又は許容可能かを決定するために,リスク分析の結果をリスク基準と比較するプロセスのことである。
リスク対応は、リスクを修正するプロセスです。
上記は、リスク評価の説明です。 - リスク特定とは,リスクを発見,認識及び記述するプロセスのことであり,リスク源,事象,それらの原因及び起こり得る結果の特定が含まれる。
適切です。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | セキュリティ |
小分類 | 情報セキュリティ管理 |
出題歴
- SC 令和5年度秋期 問11
- SC 平成29年度秋期 問12
- SC 平成28年度春期 問11