数値解析に関する次の記述のうち，最も不適切なものはどれか。
① 複数の式が数学的に等価である場合は，どの式を用いて計算しても結果は等しくなる。
② 絶対値が近い2数の加減算では有効桁数が失われる桁落ち誤差を生じることがある。
③ 絶対値の極端に離れる2数の加減算では情報が失われる情報落ちが生じることがある。
④ 連立方程式の解は，係数行列の逆行列を必ずしも計算しなくても求めることができる。
⑤ 有限要素法において要素分割を細かくすると一般的に近似誤差は小さくなる。
解答
①
解説
① 複数の式が数学的に等価である場合は，どの式を用いて計算しても結果は等しくなる。 ❌
不適切です。
② 絶対値が近い2数の加減算では有効桁数が失われる桁落ち誤差を生じることがある。 ⭕️
適切です。
③ 絶対値の極端に離れる2数の加減算では情報が失われる情報落ちが生じることがある。 ⭕️
適切です。
④ 連立方程式の解は，係数行列の逆行列を必ずしも計算しなくても求めることができる。 ⭕️
適切です。
⑤ 有限要素法において要素分割を細かくすると一般的に近似誤差は小さくなる。 ⭕️
適切です。
過去の出題
なし
