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専門科目(建設部門) 平成28年度 Ⅲ-24

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 海岸付近の波・流れ現象に関連する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。

① 波の回折現象を支配する方程式は,光の場合と同じくスネルの法則である。

② 海岸構造物に作用する抗力は,波の進行方向速度の1/2乗に比例する。

③ 離岸流は,離岸堤を設けた場合にのみ発生する固有現象である。

④ 波の浅水変形は,水深変化により波高や波長などが変化する現象である。

⑤ 沿岸流の流速は,砕波点の陸側よりも沖側の方が大きい。

 

解答

      ④

解説

① 波の回折現象を支配する方程式は,光の場合と同じくスネルの法則である。
スネルの法則は,回折ではなく屈折に関する法則です。

② 海岸構造物に作用する抗力は,波の進行方向速度の1/2乗に比例する。
波の進行方向速度の2乗に比例する

③ 離岸流は,離岸堤を設けた場合にのみ発生する固有現象である。
離岸流は,離岸堤とは無関係です。

④ 波の浅水変形は,水深変化により波高や波長などが変化する現象である。
適切です。

⑤ 沿岸流の流速は,砕波点の陸側よりも沖側の方が大きい。
砕波点の陸側よりも沖側の方が小さいです。