アルゴリズム実技検定(PAST)は、AtCoder社(世界最大級の競技プログラミングコンテストサイトを運営)による、 1からプログラムを作成する能力を問う、実践を想定した検定です。
国家資格
|
公的資格
|
民間資格
|
業務独占
|
名称独占
|
必置
|
試験情報
基本情報
申込関連 | |
---|---|
試験日 | 2〜3ヶ月おきに2週間程度の受験期間 |
申込期間 | 試験期間に準ずる |
受験料 | ¥8,800 |
受験資格 | 特になし |
申込方法 | CBT:CBT-Solutionsのサイトより申込 PBT:経済法令研究会のサイトより申込 |
試験関連 | |
---|---|
試験方式 | IBT |
試験時間 | 5時間 |
出題形式 | プログラミング(タイピング) |
出題数 | 15問 |
合格基準 | 満点の60%以上 |
合格発表 | 受験後即時 5段階ランク評価(エントリー/初級/中級/上級/エキスパート) |
試験内容
プログラミング言語は、C、Java、Pythonをはじめ、50以上の主要言語から選択可能です。
エントリー
標準入出力や、整数型、文字列型の扱い、forやifなどのループや条件分岐などの、プログラミングにおける基本的なロジックを、問題に合わせて適切に組み合わせる能力を問います。
初級
エントリーの要件に加え、多次元配列やリスト構造などを用いた、複雑性の高く、コーナーケースも多く含まれる、実装の難しいプログラムを組む能力が要求されます。 また、四則演算や簡単なデータの持ち方の工夫、ソートなどで解決可能な、計算量を改善する問題も出題されます。
中級
初級の要件に加え、深さ優先探索や幅優先探索などを用いた複雑な全探索や、動的計画法や貪欲法・二分探索などの、高度な計算量の改善を要求する問題が出題されます。例えばグラフアルゴリズムでは、最短経路問題や最小全域木などの、有名な問題も出題されます。また、確率や組み合わせを数理的に計算する能力も求められます。 単に知識を問う問題ではなく、それらのアルゴリズムを正しく適用出来るかが問われます。
上級
中級の要件に加え、出題される典型アルゴリズムが増加し、問題の複雑性が増加します。動的計画法や貪欲法においても、単純に適用出来るような問題ではなく、さらに工夫が必要な問題が出題されるようになります。例えばグラフアルゴリズムでは、最小共通祖先や最大流問題や最小費用流問題などの、高度なアルゴリズムが出題される可能性があります。
エキスパート
出題されるアルゴリズムは上級と変わりませんが、アルゴリズムの適用難易度が高い問題が出題されます。
統計情報
第1回のアルゴリズム実技検定は受験者458名、初級:33%(150名)、エントリー・初級ランク:52%(240名)、エキスパート:14%(66名)、満点:38名
第2回以降は非公開
公式HP
試験対策
対策方法
スクール・講座
出版社:マイナビ出版 (2021/2/27)
その他コンテンツ
オンライン学習