OAuth2.0に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 認可を行うためのプロトコルであり,認可サーバが,アクセスしてきた者が利用者(リソースオーナー)本人であるかどうかを確認するためのものである。
- 認可を行うためのプロトコルであり,認可サーバが,利用者(リソースオーナー)の許可を得て,サービス(クライアント)に対し,適切な権限を付与するためのものである。
- 認証を行うためのプロトコルであり,認証サーバが,アクセスしてきた者が利用者(リソースオーナー)本人であるかどうかを確認するためのものである。
- 認証を行うためのプロトコルであり,認証サーバが,利用者(リソースオーナー)の許可を得て,サービス(クライアント)に対し,適切な権限を付与するためのものである。
解答
イ
解説
OAuth2.0は、認可を行うためのオープンなプロトコルです。OAuth2.0では、認可サーバが、利用者(リソースオーナー)の許可を得て、サービス(クライアント)に対し、適切な権限を付与します。
Webアプリケーションでのログイン、モバイルアプリケーションでのログイン、APIアクセスなどで利用され、次のようなメリットがあります。
- 利用者にとって、複数のサービスに同じパスワードを使い回す必要がない。
- サービス提供者にとって、利用者の認証・認可を自前で実装する必要がない。
- 開発者にとって、簡単に利用できる。
- 認可を行うためのプロトコルであり,認可サーバが,アクセスしてきた者が利用者(リソースオーナー)本人であるかどうかを確認するためのものである。
認可サーバは、利用者本人であることを確認するのではなく、利用者の許可を得てサービスに権限を付与します。 - 認可を行うためのプロトコルであり,認可サーバが,利用者(リソースオーナー)の許可を得て,サービス(クライアント)に対し,適切な権限を付与するためのものである。
適切です。
OAuth2.0に関する記述です。 - 認証を行うためのプロトコルであり,認証サーバが,アクセスしてきた者が利用者(リソースオーナー)本人であるかどうかを確認するためのものである。
OAuth2.0は認可を行うためのプロトコルであり、認証を行うためのプロトコルではありません。 - 認証を行うためのプロトコルであり,認証サーバが,利用者(リソースオーナー)の許可を得て,サービス(クライアント)に対し,適切な権限を付与するためのものである。
OAuth2.0は認可を行うためのプロトコルであり、認証を行うためのプロトコルではありません。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | セキュリティ |
小分類 | セキュリティ実装技術 |
出題歴
- SC 令和5年度秋期 問14