人手によってしか実現できないと考えていた業務への先進技術の適用について
認識AI,生成AI,RPAツールなどを始めとした先進技術を,クラウドサービスやソフトウェアパッケージなどで容易に利用できるようになってきた。それに伴い,認識と判断のデジタル化の難しさや費用対効果などの理由からシステム化が困難で人手によってしか実現できないと考えていた業務の,大幅な効率化や自動化が可能になった。システムアーキテクトは,先進技術を適用した情報システムの構築を推進する必要がある。例えば,次のような業務への適用が考えられる。
・医療機関の画像診断業務において,がん症例画像や正常画像を学習させた認識AIによって,がん疾患の発見を補助する。
・広報部門の社外発表文を作成する業務において,過去の発表文やコンサルタントの指摘内容などを学習させた生成AIに発表の趣旨を与えて発表文案を作成する。
・注文業務において,RPAツールで入力,連携を自動化し,個別入力を排除する。
一方で,これらの先進技術を適用する場合,様々な課題が生じることがある。例えば次のような,課題と対策が考えられる。
・画像診断業務を自動化すると,“医師でなければ,医業をなしてはならない”という法律に抵触するおそれがある。そのため,画像診断結果を元の画像上に表示するまでにとどめて,最終的に医師が診断するなど,自動化の範囲を限定する。
・生成AIで学習データにインターネット上の情報を利用すると,偏った内容や誤った内容を回答してしまうおそれがある。そのため,根拠となる情報や参考情報を一緒に提示する。
あなたの経験と考えに基づいて,設問ア〜ウに従って論述せよ。
設問ア あなたが先進技術を適用した業務について,業務の内容と,その業務が人手によってしか実現できないと考えられていた理由を,800字以内で述べよ。
設問イ 設問アで述べた業務に,どのような先進技術をどのように適用したのか。大幅な効率化や自動化が可能と考えた理由を含めて,800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。
設問ウ 設問アで述べた業務に先進技術を適用した際に,どのような課題が生じ,どのような対策を取ったのか。600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。
IPA公開情報
出題趣旨
公開前
採点講評
公開前
解答例
構成例
準備中
論述例
設問ア
準備中
設問イ
準備中
設問ウ
準備中