JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば,プロジェクトマネージャがステークホルダの貢献をプロジェクトに最大限利用することができるように,プロセス“ステークホルダのマネジメント”で行う活動はどれか。
- ステークホルダ及びステークホルダがプロジェクトに及ぼす影響を詳細に分析する。
- ステークホルダのコミュニケーションのニーズを確実に満足し,コミュニケーションの課題を解決する。
- ステークホルダの情報のニーズ及び全ての法令要求に従った情報のニーズを特定し,そのニーズを満たすための適切な手段を明確にする。
- プロジェクトに影響されるか,又は影響を及ぼす個人,集団又は組織を明らかにし,その利害及び関係に関連する情報を文書化する。
解答
ア
解説
プロジェクトマネジメントの手引では、ステークホルダのマネジメントの目的は、ステークホルダのニーズ及び期待を適切に理解し、注意を払うこと、と定義しています。
また、プロジェクトマネージャがステークホルダの貢献をプロジェクトに最大限利用することができるように、ステークホルダ及びステークホルダがプロジェクトに及ぼす影響を詳細に分析することが望ましい、とされています。
- ステークホルダ及びステークホルダがプロジェクトに及ぼす影響を詳細に分析する。
正しいです。
プロセス“ステークホルダのマネジメント”で行う活動です。 - ステークホルダのコミュニケーションのニーズを確実に満足し,コミュニケーションの課題を解決する。
プロセス“コミュニケーションのマネジメント”で行う活動です。 - ステークホルダの情報のニーズ及び全ての法令要求に従った情報のニーズを特定し,そのニーズを満たすための適切な手段を明確にする。
プロセス“コミュニケーションの計画”で行う活動です。 - プロジェクトに影響されるか,又は影響を及ぼす個人,集団又は組織を明らかにし,その利害及び関係に関連する情報を文書化する。
プロセス“ステークホルダの特定”で行う活動です。
参考情報
分野・分類
分野 | マネジメント系 |
大分類 | プロジェクトマネジメント |
中分類 | プロジェクトマネジメント |
小分類 | プロジェクトのステークホルダ |
出題歴
- PM 令和5年度秋期 問4