ITサービスに関する指標には,ITサービスが利用できなくなるインシデントの発生間隔の平均時間であるMTBSI(Mean Time Between Service Incidents)があり,サービスの中断の発生しにくさを表す。ITサービスにおいてMTBSIの改善を行っている事例として,最も適切なものはどれか。
- インシデント対応事例のデータベースを整備し,分析することによって,サービスの中断から原因究明までの時間の短縮を図る。
- サービスのメニューを増やすことによって,利用者数の増加を図る。
- サービスを提供しているネットワークの構成を二重化することによって,ネットワークがつながらなくなる障害の低減を図る。
- ヘルプデスクの要員を増やすことによって,サービス利用者からの個々の問合せにおける待ち時間の短縮を図る。
解答
ウ
解説
- インシデント対応事例のデータベースを整備し,分析することによって,サービスの中断から原因究明までの時間の短縮を図る。
サービス中断からの復旧時間は短縮できますが、サービス中断の発生を減らせるわけではありません。 - サービスのメニューを増やすことによって,利用者数の増加を図る。
メニューや利用者の増加は、かえってサービス中断のリスクが高まります。 - サービスを提供しているネットワークの構成を二重化することによって,ネットワークがつながらなくなる障害の低減を図る。
適切です。
ネットワークを冗長化することで、サービスの中断の発生しにくくできます。 - ヘルプデスクの要員を増やすことによって,サービス利用者からの個々の問合せにおける待ち時間の短縮を図る。
サービスの中断発生とは直接関係ありません。