次の関数従属を満足するとき,成立する推移的関数従属はどれか。ここで,“A→B ”は B が A に関数従属していることを表し,“A→{B,C }”は,“A→B ”かつ“A→C ”が成立することを表す。
〔関数従属〕
{注文コード,商品コード}→{顧客注文数量,注文金額}
注文コード →{注文日,顧客コード,注文担当者コード}
商品コード →{商品名,仕入先コード,商品販売価格}
仕入先コード →{仕入先名,仕入先住所,仕入担当者コード}
顧客コード →{顧客名,顧客住所}
- 仕入先コード → 仕入担当者コード → 仕入先住所
- 商品コード → 仕入先コード → 商品販売価格
- 注文コード → 顧客コード → 顧客住所
- 注文コード → 商品コード → 顧客注文数量
解答
ウ
解説
推移的関数従属とは、“A→B”かつ“B→C”が成立する場合に、間接的(推移的に)に“A→C”が成立する状態のことです。
- 仕入先コード → 仕入担当者コード → 仕入先住所
仕入先コード →{仕入先名,仕入先住所,仕入担当者コード}より
仕入先コード → 仕入担当者コード は成立しますが
仕入担当者コード → 仕入先住所 は成立しません。 - 商品コード → 仕入先コード → 商品販売価格
商品コード →{商品名,仕入先コード,商品販売価格}より
商品コード → 仕入先コード は成立しますが
仕入先コード →{仕入先名,仕入先住所,仕入担当者コード}には商品販売価格が含まれておらず
仕入先コード → 商品販売価格 は成立しません - 注文コード → 顧客コード → 顧客住所
正しいです。
注文コード →{注文日,顧客コード,注文担当者コード}より
注文コード → 顧客コード が成立します。
また、顧客コード →{顧客名,顧客住所}より
顧客コード → 顧客住所 が成立します。 - 注文コード → 商品コード → 顧客注文数量
注文コード →{注文日,顧客コード,注文担当者コード}には商品コードが含まれておらず
注文コード → 商品コード は成立しません。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | データベース |
小分類 | データベース設計 |
出題歴
- FE 令和5年度 問6