トランザクションのACID特性のうち,一貫性(consistency)の記述として,適切なものはどれか。
- 整合性の取れたデータベースに対して,トランザクション実行後も整合性が取れている性質である。
- 同時実行される複数のトランザクションは互いに干渉しないという性質である。
- トランザクションは,完全に実行が完了するか,全く実行されなかったかの状態しかとらない性質である。
- ひとたびコミットすれば,その後どのような障害が起こっても状態の変更が保たれるという性質である。
解答
ア
解説
ACID特性とは、原子性(Atomicity)、一貫性(Consistency)、独立性(Isolation)、耐久性(Durability)からなる、トランザクション処理において必要な4要素です。
- 整合性の取れたデータベースに対して,トランザクション実行後も整合性が取れている性質である。
正しいです。
一貫性(Consistency)の記述です。 - 同時実行される複数のトランザクションは互いに干渉しないという性質である。
独立性(Isolation)の記述です。 - トランザクションは,完全に実行が完了するか,全く実行されなかったかの状態しかとらない性質である。
原子性(Atomicity)の記述です。 - ひとたびコミットすれば,その後どのような障害が起こっても状態の変更が保たれるという性質である。
耐久性(Durability)の記述です。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | データベース |
小分類 | トランザクション処理 |
出題歴
- AP 平成31年度春期 問30