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法務3級 融資⑥

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 普通保証と連帯保証の違いについて、正しいものはどれか。

⑴ 連帯保証は書面によらなければ無効であるが、普通保証は口頭での契約でも有効である。

⑵ 普通保証は保証契約を融資契約の成立後に締結しても有効であるが、連帯保証は保証契約を融資契約と同時に締結しなければ無効である。

⑶ 同一債務について保証人が複数いる場合、普通保証では主債務額を均等に分割した額のみ保証債務を負うが、連帯保証では各自が全額履行の責任を負う。

⑷ 主債務が弁済等によって消滅した場合、連帯保証は消滅するが、普通保証は消滅しない。

⑸ 主債務者が期限の利益を喪失した場合、債権者はただちに保証人に対して請求することができ、普通保証ではその請求を拒むことはできないが、連帯保証では拒むことができる。

 

解答・解説

解答

 ⑶

解説

分野 出題項目 重要度
保証 普通保証と連帯保証の違い ⭐️

 

⑴ 連帯保証は書面によらなければ無効であるが、普通保証は口頭での契約でも有効である。
いずれも書面による必要があります。

⑵ 普通保証は保証契約を融資契約の成立後に締結しても有効であるが、連帯保証は保証契約を融資契約と同時に締結しなければ無効である。
いずれも同時に締結する必要はありません。

⑶ 同一債務について保証人が複数いる場合、普通保証では主債務額を均等に分割した額のみ保証債務を負うが、連帯保証では各自が全額履行の責任を負う。
正しいです。

⑷ 主債務が弁済等によって消滅した場合、連帯保証は消滅するが、普通保証は消滅しない。
いずれも消滅します。

⑸ 主債務者が期限の利益を喪失した場合、債権者はただちに保証人に対して請求することができ、普通保証ではその請求を拒むことはできないが、連帯保証では拒むことができる。
普通保証では当該請求を拒めますが、連帯保証では拒めません。