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IP 令和2年度 問59

 

 仮想記憶を利用したコンピュータで,主記憶と補助記憶の間で内容の入替えが頻繁に行われていることが原因で処理性能が低下していることが分かった。この処理性能が低下している原因を除去する対策として,最も適切なものはどれか。ここで,このコンピュータの補助記憶装置は1台だけである。

  1. 演算能力の高いCPUと交換する。
  2. 仮想記憶の容量を増やす。
  3. 主記憶装置の容量を増やす。
  4. 補助記憶装置を大きな容量の装置に交換する。

解答・解説

解答

 ウ

解説

 主記憶と補助記憶の間で内容の入替え(ページイン・ページアウト)が頻繁に行われることで性能が低下することをスラッシングといいます。

  1. 演算能力の高いCPUと交換する。
    主記憶の問題ですので、CPUの性能を上げても解決しません。

  2. 仮想記憶の容量を増やす。
    仮装記憶(補助記憶に確保する記憶領域)の容量を増やしても、ページイン・ページアウトは減りません。

  3. 主記憶装置の容量を増やす。
    適切です。
    主記憶の容量を増やすことで、ページアウトが必要なケースが減ります。

  4. 補助記憶装置を大きな容量の装置に交換する。
    補助記憶の容量を増やしても、ページイン・ページアウトは減りません。

参考情報

分野・分類
分野 テクノロジ系
大分類 コンピュータシステム
中分類 ソフトウェア
小分類 オペレーティングシステム
テキスト

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